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偏愛的数学〈1〉驚異の数

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000059800
  • NDC分類 410
  • Cコード C0041

出版社内容情報

もし「数の検定」というものがあれば,超級レベルの数たちを集めた本.難しい演算を駆使するのではなく,たし算やかけ算といった四則演算で,眩いばかりの驚くような性質を示す数たちである.約数の和がそれ自身の数になる完全数は本書の入り口手前.これでもかと次々に登場

● 編集部からのメッセージ
大人になって「もう数学なんて」と思ってらっしゃる方でも、案外「数字遊び」はお好きだったりする方も多いのではないかと思います。いまはやりの「数独」なんかもその例かもしれません。さて、本書でいう「数字遊び」はもう少し偏向しています。たとえば、
              
といえば、「三平方の定理」、すなわち「ピタゴラスの定理」の関係ですね。では、これはどうでしょうか。
              
この関係に、とくに名前があるわけではありません。しかし、 と併せて考えると、うーん、ほかにも同じような関係が続くのではなかろうか、と考えてみたくなるものです。実際はどうでしょう?
それ以外にも、いろいろあります。

しかし、この本のなかには、もっとアッと驚くべき関係が出てきます。それは読んだ方のお楽しみにとっておきましょう。むろん、小川洋子さんの『博士の愛した数式』でも紹介される友愛数や完全数も出てきますが、それよりずっと驚きと美しさを持った数たちです。

● 著者紹介

アルフレッド・S・ポザマンティエ Alfred S. Posamentier
 ニューヨーク州立大学数学教育科教授.大学を出た後,高校で数学を教える.その経験を活かし,大学に戻り数学教育で学位を取る.その後は,一貫して数学教育について,欧米のさまざまな大学で講義し,その優れた内容に対し数々の賞が与えられている.一方,教育書や啓蒙的な書籍を多数執筆し,そのわかりやすさに定評がある.

イングマール・レーマン Ingmar Lehmann
 フンボルト大学数学科教授.数学の初等教育および計算機を使った数学教育について教育・研究をおこなう.数学の普及についても熱心で,ポザマンティエ氏と,『不思議な数πの伝記』(日経BP社)ほか,複数の共著書がある.

●訳者紹介
坂井公(さかいこう)
筑波大学数理物質研究科准教授.1976年東京工業大学理学部数学科卒.理学博士.専門は,理論計算機科学.

内容説明

もし「数の検定」というものがあれば、超級レベルの数たちを集めた本。難しい演算を駆使するのではなく、たし算やかけ算といった四則演算で、眩いばかりの驚くような性状を示す数たちである。次々に登場する数たちがなす深淵な宇宙にあなたも挑戦してみませんか。

目次

第1章 数の性質と関係の驚異
第2章 算術の楽しさと奇妙さ
第3章 計算の輪
付録 三角数、平方数、立方数のリスト

著者等紹介

ポザマンティエ,アルフレッド・S.[ポザマンティエ,アルフレッドS.][Posamentier,Alfred S.]
ニューヨーク州立大学数学教育科教授。大学を出た後、高校で数学を教える。その経験を活かし、大学に戻り数学教育で学位を取る。その後は、欧米のさまざまな大学で数学教育について講義し、その優れた内容に対し数々の賞が与えられている。一方、教育書や啓蒙的な書籍を多数執筆し、そのわかりやすさに定評がある

レーマン,イングマール[レーマン,イングマール][Lehmann,Ingmar]
フンボルト大学数学科教授。数学の初等教育および計算機を使った数学教育について研究をおこなう

坂井公[サカイコウ]
筑波大学数理物質科学研究科准教授。1976年東京工業大学理学部情報科学科卒。理学博士。専門は、理論計算機科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sachi

5
偏愛ってたしかに良い言葉だな2014/11/04

MAJ1MA

3
宇宙論がわからなくても宇宙スゲーできる人には、この数学スゲーの世界は楽しい。簡単に理解できない世界だからこそその一端にふれ、畏敬の念とともに感動できる。これは写真集のごとく鑑賞する本だ。2012/06/16

メルセ・ひすい

2
15-58 数学嫌いを自認する人用のです。かつて数学が嫌いだったひとが数学のたのしみをゲットできる書なのだ。あなたも是非挑戦!次々に登場する数たちがなす深淵な宇宙にっ。「数の検定」超級レベルの数たちに挑戦した数学書。主として算術的・幾何学的な現象を通じて、驚異に満ちた数学の世界を広く紹介。たし算、かけ算といった四則演算で、驚くような性質を示す数たちに挑む。 2011/09/12

のぶ

1
数学という学問も細かく見ると様々な分野に別れるのですが、本書はその中では自然数だけを扱い、しかも数値ではなく数字の並びに着目し、物理とも解析とも統計とも関連せず(何かの役に立つ可能性は最も低そうな)純粋に数を楽しむための数学、ということになるのでしょう。第一章では友愛数、回文数、数字根といった特殊な数字を(というか特殊であることに着目する考え方を)紹介し、第二章は変な計算法の紹介、最後の第三章は平方数字根などの関数の連続的適用で構成されるループを紹介しています。こういうプログラムを書いてみたくなりました。2014/03/16

月宮 ゆきと

1
不思議な数を数多く紹介してくれる本。しかし、特別な場合ではなく一般的な定理を求める人には物足りない内容かもしれません。それでも、暗算のテクニックや計算のループは楽しめると思います。2013/02/09

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