不思議な数eの物語

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不思議な数eの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000059435
  • NDC分類 411.2
  • Cコード C0041

出版社内容情報

本書は不思議な数eを主題とした世界最初の本である.eを中心にして,eにまつわる数学上の話,数学史上の話を面白く,時にはすさまじく,一つの物語にまとめている.読むものに無限の刺激を与えてくれるに違いない.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とりもり

2
昔から、eって不思議な数だなと思っていたけど、改めてその感を強くした。πも不思議な数だけど、円周率という定義からして分かり易い。でも、(1+1/n)^nの極限がe(=2.7…)という数になり、それがeを底にする指数関数にすると、その導関数が同じ形のままっていうのが不思議で不思議で。しかも、exp(iπ)=-1という形で、e、iそしてπという3つの数を結び付けるというのがまた不思議で不思議で。そんなeの不思議が、これでもかって詰まった本。記述も丁寧だし、数学好きにはオススメの一冊。★★★★☆2016/12/22

Masamasa

1
自然対数の底eに関連する数学史をまとめた本。複利計算に始まる(1+1/n)^nのn→∞における極限の話、双曲線y=1/xの下の面積を求める話、指数関数を微分した時に関数形が変わらない底の話、いろいろなことが自然対数の底eに関連してきます。更に、微分をめぐるニュートンとライプニッツの話、双曲線関数の話、オイラーの公式と複素関数の話、超越数の話など、色々なネタがあります。

夢読み

0
ネイピア数(e=2.718281828..)の出自~発展の歴史を描いた作品。歴史的経緯と数学の話が半分ずつ出てくる感じで読みやすい。最後の方の複素関数への展開は大学時代の復習になってよかった。コーシー・リーマンの関係式など、そういえば勉強したなあと懐かしく思った。2014/10/12

木村すらいむ

0
数学III・Cを知っている人くらい向けだと感じた。加えて、Taylor展開、複素数の簡単な計算を知っていればなお良い。微積分を実際にやったことのある人にとっては、eにまつわる歴史的・数学的な話がわかりやすく書かれていて読みやすいと思う。内容は、対数という計算法の出現、極限の取り扱いや微積分の発展、eに関する話題(双曲線関数、導関数が変わらない、対数螺旋、Eulerの公式、超越性)など。個人的には、他の本で聞いたことがある話が多く、発見が少なかったのが残念。2012/07/31

HH2020

0
2003/01/01

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