出版社内容情報
ノーベル賞物理学者リチャード・ファインマン.その人生はこのうえなく痛快で,型破りで,それでいてときにブルーでスリリング.ベストセラー『カオス』の著者がその生涯と業績に迫る,ファインマン伝の決定版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くすりん
7
物理好きには良い本。題名からは、ファインマンの伝記の様に取れるが、内容は左にあらず。どちらかと言うと量子論、核物理の理論の変遷に関してファインマンの人生の時系列に沿って書かれており、その理論化をファインマン以外の物理学者にもスポットを当てながら、時には古典物理を持ち込んでみたりで理系の人には楽しめる本かな。ファインマンは、家族への情愛にも厚いのも読んで分かるし、特に一人目の若くして亡くなった妻へ当てた手紙は涙無くして読めない。続編も読む。2018/05/18
読生
1
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/40000593512021/12/31
たこ焼き
1
複雑なものを理解する有効な方法はイメージである。実験で確かめられないことを仮説を立てる想像力。天才とは、世の中の強大なニーズに他人と比較して僅かな差で応えることができた個人のことを言う。そしてその強大なニーズ(つまり誰も応えることができていないニーズ)に応えられるだけのエネルギーと努力に裏打ちされた実力を持っている物である。あらゆる尺度は人間的観点を基につくられている。従って説明する相手がイメージ出来ない(しづらい)ことをその人の立場にたって説明することができた。親の義務は厳しい世の中で競争に打ち勝ってい2016/06/18