素数の未解決問題がもうすぐ解けるかもしれない。

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素数の未解決問題がもうすぐ解けるかもしれない。

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000056205
  • NDC分類 412
  • Cコード C0041

出版社内容情報

2013年5月、一本の論文からゲームは始まった。差がいくつ以下の素数の組は無数にあるといえるのか。7000万、4680、そして600……。素数のさまざまな問題に寄り道しつつ、全世界を巻き込んだ共同研究の行方を追う。

内容説明

「間隔が○○以下の素数のペアは無数にある」。さて○○に入るのは?7000万、4680、そして600…。はたして数学者たちは、双子素数予想の「2」にたどり着けるのか。ゴールドバッハ予想、フェルマーの最終定理など、周辺のさまざまな問題に寄り道しつつ、全世界を巻き込んだ共同研究の行方を追う。

目次

はじめに
素数とは何か?
2013年5月―ゲーム開始
どんな難問も、問うだけなら簡単だ
2013年5月―おかしなくらいの中毒性
難しい問題を簡単に
2013年6月―Polymath8、始動
素数はいくつ存在するか?
2013年7月―「2」はまだ遠く
私の鉛筆にひそむ数学性
2013年8月―論文を書く
素数が厄介ならほかを当たれ
2013年11月―大躍進
一般化
2014年4月―ついにここまで…
次なる目標

著者等紹介

ニール,ヴィッキー[ニール,ヴィッキー] [Neale,Vicky]
オックスフォード大学数学研究所およびベリオール・カレッジのホワイトヘッド講師。一般の人々に数学を広めることに尽力しており、あらゆる年代の学生に数学を教えてきた豊富な経験をもつ。また、講演やメディア関連の活動にも精力的に取り組んでいる。2014年にオックスフォード大学へと移る前は、ケンブリッジ大学マレー・エドワーズ・カレッジのフェローおよび数学教務主任を務めた。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ卒。同大学院では、加法的整数論の研究で博士号も取得した

千葉敏生[チバトシオ]
翻訳者。1979年横浜市生まれ。早稲田大学理工学部数理科学科卒業。大学卒業後、翻訳を学びはじめ、現在では科学、自己啓発、ビジネス、社会全般など、幅広いジャンルの書籍翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

evifrei

25
「差が2である素数の組(双子素数)は無限にあるか」という双子素数予想を巡る数学読み物。前半では双子素数予想に関係の深い数学者のエピソードなど(あの超頭脳で有名なテレンス・タオも多く登場する)に立ち寄り、後半では双子素数予想の証明がどのような展開を見せているかを紹介する。まだ双子素数予想は証明されていないが、著者は証明されるに至るまでかなり近付いていると捉えている様だ。その段階から実際に証明が完了するまでどれくらいの時間を要するのか私自身は想像できないのだけれど、どうなるのか楽しみではある。2020/07/24

石油監査人

6
タイトルの「素数の未解決問題」とは、「双子素数予想」のことで、差が2の隣り合う素数のペアが、無限に存在するという予想です。この証明に成功すれば、歴史的な快挙となりますが、研究の進展で、あと一歩のところまで来ています。この本では、数学者達がどのような、理論を使って取り組んでいるのかを、数式も交えて、丁寧に説明しています。また、数学者達が使っている、Polymathという、ネット上での共同研究基盤の魅力について、著者は熱く語っています。数学の研究に新しい時代の到来を感じさせる一冊です。2019/09/06

mft

6
タイトルの「素数の未解決問題」とは双子素数予想のことで、数年前に起こったブレークスルーとその後の進展とをかなり平易に解説してくれている。そして、この本のもう一つのテーマが、その進展を支えた polymath というウェブ上での共同研究であり、数学の研究スタイルが変化する可能性に著者は注目しているようだ2018/11/19

DEE

4
差が2の素数の組のことを双子素数という。 その双子素数は無限に存在するのか。 これに足掛かりをつけたのがチャン・イータンという数学者。 彼は差が7千万なら無限に存在することを証明した。 その差はメチャ大きいけど、それを2に近づけていけばいいという明確な数値目標ができたのは大きな進歩だった。 ネットにより取り組みがオープンになることで、今後もっと色々な予想が証明されるかもしれない。 内容はとても難しかったけど、概要だけでもワクワクさせられた。2018/12/20

MrO

4
双子素数をめぐる新しい共同研究 polymath project のありかたを論じた本。polymath とは、オンライン上の投稿サイトで、研究途上の新しい成果をどんどん公開していく。双子素数の場合、素数間のギャップ、最終目標は2のところ、どこまで縮めていけるか、初めは7000万から始まったらしい、という問題ので、それが4000万になったとは、4000になったとか、リアルタイムで成果が共有されていく。1つの問題を数年かけて屋根裏部屋でじっくりといった従来の研究のイメージとはずいぶん違う研究のスタイルだ。2018/11/14

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