ご冗談でしょう、ファインマンさん―ノーベル賞物理学者の自伝〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000053648
  • NDC分類 289

出版社内容情報

現代を代表する大物理学者が,奇想天外な体験を痛快に語る.金庫破りの腕をみがいて周囲を驚かせたり,女の子とつきあうことに腐心する一方,自分を実験台に夢の研究.愉快な一面と科学への情熱を伝える好読物.

内容説明

現代を代表する大物理学者が、奇想天外な話題に満ちた自らの体験を痛快に語る。何でもとことん追求する態度といたずら好きの性格は、周囲に混乱と感動をひき起こさずにはいない。研究のかたわらで金庫破りの腕をみがいて仲間を驚かせたり、女の子とうまくつきあうことに腐心する一方で、夢に興味をもてば自分を実験台に研究開始。陽気なアメリカ人の愉快な一面と、科学への真摯な情熱を伝える好読物。

目次

4. コーネルからキャルテクへ ブラジルの香りをこめて(続)
5. ある物理学者の世界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

niyopiyo

13
全くもって素敵!特に、ブラジルでの講義についての一編「オー、アメリカヌ、オウトラ、ヴェズ」と、日本で行われた国際理論物理学会議での一編「ディラック方程式を解いていただきたいのですが」は、ファインマン先生がどんなに自然現象と科学を身近に感じ愛しているかがわかって圧倒された!!「それでも芸術か?」と「物理学者の教養講座」「パリではがれた化けの皮」は、それぞれファインマン先生がシロウト芸術家として活躍してしまう(?)一編だけど、とにかく魅力的!ファインマン先生の好奇心と探究心が心の底から楽しい!!良かった! 2015/10/27

たみ

11
なんども吹き出しつつ読了。物理学者リチャード・ファインマン氏の自伝。前のめりでかぶりつくパワフルさ、しかもそれらを愛し楽しんでいらっしゃる姿がひしひしと伝わってきます。物理だけではなく、絵、ドラム、マヤの数学や天文学の講義までこなし、無感覚になれる水のタンクに入って「自我のずれ」まで体験。納得できないものがあると、偉い人にもズバリと指摘。痛快。先生、もっと言って! 来日時にお風呂でばったり湯川教授に出会う場面も。ファインマン氏がちょっぴりエッチなのもチャーミングです。2014/06/22

Ribes triste

10
後半戦。読み返して改めて思うのは、ファインマン氏の科学者としての矜持は一貫してぶれていないことです。遊び心を大切に、誤魔化し無く誠実であること。楽しいだけで終わらない本です。2016/02/17

シン

8
ヤングの実験を説明する所が熱い。真の科学者だ。2014/07/11

田氏

7
歌って踊れて楽器も叩けて金庫も開けるファインマンさん、ついに絵まで描き始める。相変わらず好奇心旺盛で、時に人を困らせつつも我が道を往く氏であるが、第二集に入ると既存の体制や構造などに対しての批判論がより強く出るようになり、第一集にて魅力を放っていた痛快感は少し薄れているように思えた。事象がなぜ不可解で非生産的なのか、そこの考察を聞いてみたかった念は拭い切れない。それでも合理的かつ科学的な考え方という点については引き続き多くの教訓を与えてくれる。学べるものはどこぞの啓発本なんぞより余程多いのではなかろうか。2016/07/27

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