岩波セミナーブックス<br> ブリア‐サヴァラン「美味礼讃」を読む

岩波セミナーブックス
ブリア‐サヴァラン「美味礼讃」を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 299,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784000042024
  • NDC分類 596.23
  • Cコード C0398

出版社内容情報

あまりにも有名なこのガストロノミーの古典に拠りながら,近年の新しい歴史学が明かした洗練された食事の対極にある世界,ワイン事情,美味学の担い手たちの列伝など,フランス料理の世界を縦横に論じる.

内容説明

美味学の古典に拠りながら、極まってゆくフランス料理の味覚の洗練とその背景を縦横に論ずる。

目次

第1講 ブリヤ=サヴァランと『味覚の生理学』
第2講 食べ物と新しい歴史学
第3講 「おいしさ」とその表現
第4講 ワイン事情
第5講 ガストロノミーとガストロノームの系譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タケヤ

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料理学校をされてたという著者が、サヴァランの美味礼賛をもとにフランス料理の歴史についての講演を行い、それを記録したであろう本。 美味礼賛を読んだことない状態で読んだので、やはりわからない部分が少なくなかった。 現代では華やかなイメージのフランス料理であるが、かつてはそのようなことはなく、また庶民はろくなものを食べていなかったというのが衝撃であった。2017/05/19

しょうたん

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まさに「セミナーブックス」。美味礼讚を読んだ美味しい感覚で読み始めた頭がフル回転。美味礼讚の咀嚼、料理に関する言葉のひもとき、ガストロノーム(ガストロノミック)の系譜とみっちり学習できます。一回読んだ、じゃ無理ですよ。大学の講義うけるつもりで、少しずつ、参考文献当たりながら、かみ砕いていけば。2011/02/01

オペラ座のカニ人

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玉村豊男さんの解説・訳のサヴァランの美味礼讃を読んでから辻静雄先生のこの本を読んでみた。もう1人の翻訳本を読む必要がある様に感じた。辻先生の凄さ、フランス人シェフの信頼を得ている訳がよくわかった。凄い知識というか読書力!内容は難しいけど😓2023/09/09

𓅪

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このごろ辻静雄にはまっているのだけれど、いや、これもほんと〜うに面白かった。辻静雄の講義の話力か、わたしのフランス料理に対する知識か、どちらが優位なのかはわたし自身にもわかりかねるが、この人のかくエッセイはとても愉快で久しぶりにこの人が書いた本はすべて読みたい、という大好きな著者に。ブリヤ・サヴァランのほうはてこずっていたのでその点でも大いに助かった。サヴァランのほうは上巻しか読めていないので、本書に力を得た今のスピードで読み始めたい。2020/02/03

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