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見たくない思想的現実を見る―共同取材

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000022019
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

沖縄,高齢者医療,過疎化,ナショナリズム,若者の就職難-.いま,日本の課題は何か.気鋭の経済学者と社会学者が,〈現実と思想の往復運動の回復〉を目指して厳しい「現実」ときり結んだ,渾身のレポートと迫力ある対論.

内容説明

本書は、「同じ現実を見て、同じ人々に会って意見を聞き、ともに行動しながら、曖昧さを残すことなく同時に別々の文章を書く」という、新しいスタイルの緊張感あふれる試みの書である。沖縄、高齢者医療、過疎化、ナショナリズム、若者の就職難―。いま、本当に問わなければならない日本の課題は何か。前半は、現在もっとも注目される気鋭の経済学者と社会学者が、「現実と思想の往復運動の回復」を目指して厳しい「現実」ときり結んだ渾身のレポート。後半には、その二人による迫力ある三本の対論を収録する。

目次

ルポ篇(私たちにとっての「沖縄」;高齢者医療―老いの現場で;過疎地の想像力;韓国を鏡に日本のナショナリズムを見る;仕事がない?)
対論篇(直視直論―二〇〇〇年夏;「9・11」、小泉政権、そして経済危機;見たくない思想的現実を超えて)

著者等紹介

金子勝[カネコマサル]
1952年東京都出身。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学教授等を経て、現在、慶応大学経済学部教授(財政学・制度の経済学)

大沢真幸[オオサワマサチ]
1958年長野県出身。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。千葉大学助教授等を経て、現在、京都大学大学院人間・環境学研究科助教授(比較社会学・社会システム論)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いくすけ

2
見たくないものを見てきた立場の人々に対して安易に気持ちが分かるなどと言ってはいけない。2009/06/24

☮maoxin☮

1
刊行が2002年なのでさすがにトピックは古いが、現在に繋がる問題点も多いし示唆を受ける部分もある。ただし問題点の淵源へのアプローチと対応への思索は、311を経た後では生温く感じてしまう。2013/10/05

岩間 宗達

0
一言、「難解」であった。今の私にはこの本の10%程度しか理解する力がない。社会学や哲学の予備知識がある程度ないと単に文字を追う読書になってしまう。2019/03/14

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