日米戦争観の相剋―摩擦の深層心理

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日米戦争観の相剋―摩擦の深層心理

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000017206
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

戦後50年の現在も,日米間に戦争の記憶のギャップが存在するのはなぜか.両国のナショナリズムの差,アジア太平洋戦争から朝鮮・ベトナム・湾岸戦争までの反応の差にも注目し,気鋭の現代史家が分析した日米比較.

内容説明

スミソニアン博物館の原爆展示の中止は、戦後50年の今日でも、日米間の戦争の記憶をめぐり大きなギャップが存在することを浮き彫りにした。なぜその隔たりが生じたのか。両国のナショナリズムの差、そしてアジア太平洋戦争から朝鮮・ベトナム・湾岸戦争までの反応の差にも注目して、気鋭の現代史家が分析したユニークな日米比較。

目次

序章 日米摩擦と戦争の記憶
第1章 パールハーバーとヒロシマ・ナガサキの間
第2章 朝鮮戦争と「寛大な講和」の代償
第3章 ベトナム戦争から湾岸戦争へ
エピローグ 国際的多文化主義と新しい日米関係の模索

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

31
太平洋戦争に対し両国の持つ戦争のあり方は大きく異なる。その当時の世相や世論調査的なものを利用し戦争観の比較史とした物。冒頭にスミソニアン博物館での原爆展示会が大問題となった事。95年当時、米国で原爆投下に否定的意見は少なかった。更に米空軍に取ってヒーロー的存在のエノラゲイを槍玉的な批判を恐れた空軍協会の反対。またスミソニアンの予算の85%を政府に依存しているなど背景がわかる。さらにその後の朝鮮戦争、べ戦争、湾岸戦争を含め、両国の認識の差を浮き彫りにしていく。続く→2017/05/13

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