出版社内容情報
徳川期から現代にいたるまで日本の経済思想はどう推移してきたか.今日の経済学はいかに多彩でまたいかなる可能性を秘めているか.熊沢蕃山から宇沢弘文,佐和隆光らに及ぶコンパクトな日本経済思想史像を提示する.
内容説明
日本の経済思想の多様な展開を幅広く概観。今日の日本の経済学はいかにして形成されたか、またどんな可能性を秘めているのか。外国人の目で、新鮮な日本経済思想史像を提示し、日本研究のパースペクティブを拡大する。単独執筆による通史である。
目次
序章 日本の経済思想と西洋の経済思想
第1章 徳川時代の経済思想
第2章 西洋経済思想の導入―明治維新から第一次大戦まで
第3章 両大戦間期の経済論争
第4章 戦後のマルクス経済学
第5章 経済理論と「経済の奇跡」
第6章 現代日本の経済思想