朱子の自然学

朱子の自然学

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  • サイズ B6判/ページ数 475p
  • 商品コード 9784000009713

出版社内容情報

「忘れられた自然学者」としての朱子に照明をあてるとともに,その科学認識について示唆に富む問題提起を試みる.宋学の大成者である朱子は,卓越した自然学者であり,自然科学者であった.生涯を通じてなされた彼の思索の成果を,宇宙論,天文学,気象学の3つの分野にわけて体系的に再構成し,朱子の自然学の全貌を初めて明らかにした待望の書.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きさらぎ

7
朱子の宇宙論・天文学・気象学について。朱子は数学については専門外と断りつつ相当緻密に渾天説や暦について持論を展開しており、彼の論自体は私の宋代までの中国の伝統的世界観についての基礎知識が浅過ぎてとても理解出来なかった。ただそれでも本書を通読すれば、あの壮大な「朱子学」の体系構築を可能にした、朱子の学び方、弟子に教えを請い水運渾儀の再現を目指して完本を大捜索し、渾天儀を入手し12世紀にプラネタリウムまで構想してしまう想像力、構想力、世界を統一的に把握する直観力の一端に触れることが出来てとても興味深い。2019/01/10

おっかー

0
結局のところ「理」ってなんなの?っていうところで読んだものです。筆者は気が法則通りに動くそのパターン自体を理としているみたいです。理と性の関係についても考察されています。朱子学やる人は読んで損はないと思います。

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