出版社内容情報
草創期のアメリカのジャーナリズムに生きたビアスの箴言警句集.ビアスその人を知り尽くした訳者が,名訳の誉れ高い旧訳にさらに手を入れ,多くの新項目を加えた決定版.安野光雅氏の装丁・挿画による1冊.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mimm
3
上質な(若しくは低俗な)ジョーク集と取るべきなのか、若しくは西洋至上主義キリスト教者(でも男性)による傲慢な思考を知る本なのか、えらい悩みました。パラ見したら面白かったので借りてきたけれど、ジョークとしてとらえるには60Pくらいでお腹いっぱい。訳が解りにくいのもちょっとな。聖書や当時の時代背景、及びビアス氏の略歴(性格)等、予め知らなければ半分程度しか楽しむことができないかも。風刺の狙いが解らなかったのが軽く悔しい。今でも通じるシニカルな笑いがあるのも確か。もう少し、時が経ったら再読したい一冊です。2012/06/04