目次
近代精神の観点から文芸作品を通じて考察されたエロティシズム(ロベール・デスノス)
君の生命の日時計の上を―後跋に代えて(松本完治)
著者等紹介
松本完治[マツモトカンジ]
1962年京都市生まれ。大学在学中から仏文学者・生田耕作氏に師事し、1983年に文芸出版エディション・イレーヌを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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毒モナカジャンボ
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「エロティックとは、個々の学問である。各人が、自分に付随する問題を各々の尺度で解決していくものである。仲間うちで共通して意見の一致を見るのは、この問題が永遠に不可解であることを確認する時だけであり、しかも私たちはこの問題が存在することを飽きもせずに主張し続けるのである。従って、エロティックな言語とは、数が多ければ多いほど、よけいに相対的なものにもなる」。デスノス翻訳少ないけどなんとかしてほしいですね。サドは単に革新的作家なのではなくほとんど宗教の開祖に近いという見方は納得。エロティシズムの融解力。2021/05/19