内容説明
日本の山車や神社仏閣にあるほとんど、一般には見る機会のない彫物作品130点あまりを収録。国宝級の超絶技巧から、マンガのようなとぼけた表情まで、知られざる彫物の魅力が詰まった一冊。
目次
うふっ―“うふっ”とかわいい仲間たち
えへっ―“えへっ”と笑いたくなる仲間たち
へえ~っ―“へえ~っ”とすごい仲間たち
著者等紹介
みずのさなえ[ミズノサナエ]
名古屋に生まれ育つ。日本女子大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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遠い日
12
山車、神社仏閣などの彫刻にスポットをあてて、その愛らしさを紹介。思えば、そういう彫り物をじっくりと見比べたりしたことはなかった。彫られた動物たちや力強い風神雷神を始めとする神や聖人、いろいろなテーマに、物語が見える。愛らしさに気づいてから、訪ね歩き写真に収めてきたみずのさんの興味のままに、独特の世界がおもしろい。動物でも神でも子どもでも、みんなその生き生きとした目がすばらしい。語り出しそうな表情もいい。こつこつと撮り貯めてきたみずのさんの思いがそこに覗く。2015/04/20
nao
11
いつからだろう。だんじりを見ると美しい彫刻に目が行くようになったのは。山車や神社の彫り物を、形だけでもふむふむと眺めることが好きです。愛らしい兎が表紙のこちらの本は、匠の手によって生み出された彫り物を紹介した写真集。 その可愛さにふふっと微笑んでしまう作品や、写真だと分かっていてもあまりの迫力に畏怖の念を起こさせる作品も沢山あります。全てに言えることですが、その技巧に感嘆するばかり。これからもこっそりと愛でていければと思います。2015/09/17
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