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内容説明
長期中立国だったスウェーデンもEU(ヨーロッパユニオン)に加盟し、より鮮明に国際社会の共同運営の一員になろうとしている。著者は、スウェーデンがどのように対応していくのかに関心をよせている。
目次
第1章 誰にとっても街は舞台である(ストックホルムへの旅;小さな街の暮らしの交響曲 ほか)
第2章 社会が支える市民生活(難民安息の地;スウェーデン人の生涯学習 ほか)
第3章 男女平等社会をめざして(スウェーデン女性の自慢の国;結婚と同棲 ほか)
第4章 運命か、自立の保障か(人間を生かす社会;生存保障の屋根の下で ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FK
6
古い本だが今、折しも新型コロナウィルスの問題で、このスウェーデンのやり方が世界的に注目を浴びる中で、あらためてこの国の真っ当な考え方に感服させられる。敢えて正しいとは言わない。何事も世の中のことは、ベターザンであるから。自然災害では行政が手厚く(当たり前だが)経済的にサポートすることが最も大事。ところが日本は自己責任論。そして人々の寄付金頼み。スウェーデンでは寄付とかはしないとのこと。それは行政が金銭的に人々にするべきことだとの認識なのだ。人々の善意に頼らねばならない社会というのは、とても脆弱なものだ。2020/05/25
みさみさ
0
投票率90%ってすごい!!保育園から大学までお金がかからない!!税金高い!しかし生活にお金がかからない!!…なんか同じ高齢化の国なのに、日本とは違うところが多すぎて驚きの連続。2013/11/02
🍃
0
『福祉国家スウェーデン』。これがこの本を読む前のスウェーデンに対する私のイメージ。しかしそれだけでは適当ではない。スウェーデンは福祉と並ぶくらい、世界に誇れるものがある。そう思った。とても読みやすく、スウェーデンという国に、ますます興味がわいた。2010/03/09