内容説明
いま世の中で注目されているSDGsとは何?17ある目標はどうやって選ばれたのだろうか。企業がどうしてSDGsにこれだけ真剣に取り組むのだろうか、その背景にはESG投資がある。地球が持続発展するためには何をすべきか、真剣にみんなで考えよう。SDGsを理解するためには、歴史的背景を理解することも必要である。そもそも、SDGsを提唱した国連United Nationsとはどういう組織なのだろうか。世界は、まさにパワーゲームの場である。いかに自国に有利に働くか、これが優先課題。SDGsの17の目標を取り上げ、その本質を理解し、どうすれば解決できるか、ゼミの教員と学生が一緒に考える。
目次
SDGsの背景
貧困をなくそう
飢餓をゼロに
すべての人に健康と福祉を
質の高い教育をみんなに
ジェンダー平等を実現しよう
安全な水とトイレを世界中に
エネルギーをみんなにそしてクリーンに
働きがいも経済成長も
産業と技術革新の基盤をつくろう
人や国の不平等をなくそう
住み続けられるまちづくりを
つくる責任つかう責任
気候変動に具体的な対策を
海の豊かさを守ろう
陸の豊かさも守ろう
平和と公正をすべての人に
パートナーシップで目標を達成しよう
著者等紹介
村上雅人[ムラカミマサト]
理工数学研究所所長。2012年より2021年まで芝浦工業大学学長。2021年より同学事特別顧問、岩手県DXアドバイザー
小林忍[コバヤシシノブ]
理工数学研究所主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たくぼ
2
これまでSDGsをこのような切り口で考えたことがなかった。17の目標を設定するにあたって、世界の現状がベースになっていることは無論であるが、世界の現状を数字ベースで認識することがなかった。特に、核兵器の保有国、インドネシアの鉄道と信頼される日本国のところは、国際社会のなかの日本のなかの私をどのように位置付けて、振る舞うべきかを考えるきっかけになった。目前の業務に真摯に取り組んで質の高いアウトプットを心がけることが、先ずは何より大切かもしれないな、と思った次第。これも有意義な読書経験であった。★★★★☆2023/02/11