目次
いつかたこぶねになる日
それが海であるというだけで
釣りと同じようにすばらしいこと
虹をたずねる舟
翻訳とクラブアップル
とりのすくものす
タヌキのごちそう
おのれの分身と連れ添う鳥
あなたとあそぶゆめをみた
空気草履と蕎麦
屏風絵を旅する男
はだかであること
愛すべき白たち
はじめに傷があった
隠棲から遠く離れて
スープの味わい
イヴのできごと
海辺の雲と向かい合って
生まれかけの意味の中で
砂糖と試験管
紙ヒコーキの乗り方
春夜の一服
ベランダ暮らしの庭
文字の消え去るところ
鏡とまぐわう瞳
無題のコラージュ
ひょうたんのうつわを借りて
貝塚のガラクタたち
ファッションと柳
旅行の約束
わたしの祖国
著者等紹介
小津夜景[オズヤケイ]
1973年北海道生まれ。俳人。2000年よりフランス在住。2013年「出アバラヤ記」で攝津幸彦賞準賞、2017年『フラワーズ・カンフー』(2016年、ふらんす堂)で田中裕明賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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