カメラを止めて書きます

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カメラを止めて書きます

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  • サイズ B6変判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784910214498
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

家族を撮り続けることは自分への問いかけ。『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』『スープとイデオロギー』の監督による書き下ろしエッセイ。

目次

1 普通の人たち(猪飼野の女たち;アメリカ人、日本人、朝鮮人;「親しかでけへんで」 ほか)
2 カメラを切って(ソナの微笑み;小川の水、くねくねとどこへ行く;「この人は私のコモです」 ほか)
3 すべての行為は祈り(記憶の糸を手繰り寄せるように;細胞に染み込んだ歌;母、二〇歳 ほか)

著者等紹介

ヤンヨンヒ[ヤンヨンヒ]
大阪出身のコリアン2世。米国ニューヨークのニュースクール大学大学院メディア・スタディーズ修士号取得。高校教師、劇団活動、ラジオパーソナリティ等を経て、1995年より国内およびアジア各国を取材し報道番組やTVドキュメンタリーを制作。父親を主人公に自身の家族を描いたドキュメンタリー映画『ディア・ピョンヤン』(2005)は、ベルリン国際映画祭・最優秀アジア映画賞、サンダンス映画祭・審査員特別賞ほか、各国の映画祭で多数受賞し、日本と韓国で劇場公開。自身の姪の成長を描いた『愛しきソナ』(2009)は、ベルリン国際映画祭、Hot Docsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭ほか多くの招待を受け、日本と韓国で劇場公開。脚本・監督を担当した初の劇映画『かぞくのくに』(2012)はベルリン国際映画祭・国際アートシアター連盟賞ほか海外映画祭で多数受賞。さらに、ブルーリボン賞作品賞、キネマ旬報日本映画ベスト・テン1位、読売文学賞戯曲・シナリオ賞等、国内でも多くの賞に輝いた。かたくなに祖国を信じ続けてきた母親が心の奥底にしまっていた記憶と新たな家族の存在を描いた『スープとイデオロギー』(2021)では毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞、DMZドキュメンタリー映画祭ホワイトグース賞、ソウル独立映画祭実行委員会特別賞、「2022年の女性映画人賞」監督賞、KINOTAYO現代日本映画祭グランプリなどを受賞した。2022年3月にはこれまでの創作活動が高く評価され、第1回韓国芸術映画館協会アワード大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

72
『かぞくのくに』の映画監督ヤン・ヨンヒが、ドキュメンタリー三部作の番外編としてカメラを止めて書いた本。著者は在日朝鮮の両親と共に4人きょうだいの末っ子として育つ。1970年代初め、7歳の時に兄たち3人が、“差別のない祖国で輝かしい未来が待っている”と片道切符で北朝鮮に渡る(帰国事業)。以降、「親しかでけへんで」となにかと兄たちを支え続ける両親。それを見ながら時に反発したり、離れたり、寄り添ったりする。兄たちのこと、父のこと、母のことなど家族の記憶を手繰り寄せるように記す。→2024/05/01

rosetta

27
先輩のお奨めで読んだ。大阪で産まれた在日二世の女性で自分と同年代のドキュメンタリー映像作家。初めて知ることも多く衝撃だった。両親は北の熱心な信者で父親は大阪総連の幹部。帰国事業で三人の息子を全員、また幹部として説得し多くの同胞を北に送り込んでしまった。子供たちが苦労していることを知りながらも反省や後悔を見せることなく(見せてしまったら糾弾の対象になってしまうし、それが北で暮らす家族や同胞への迫害に繋がる)代わりに物資や金銭を送り続ける。両親を反面教師として作者はリベラル、ラディカルな方向に進む→2024/02/01

singoito2

9
読友さんきっかけ。多くのレヴューがあるので詳しくはそちらをご覧いただくとして。読みながらハンナ・アレントの生涯を思い出しました。お奨めできる本でした。2024/04/06

二人娘の父

9
ヤン・ヨンヒさんは、映像の人であると同時に、文章の人でもあると思う。本書を読み確信する。的確な文章、心動かす文章を書ける人である。 それは「スープとイデオロギー」のナレーションでも感じていた。父、長兄の死、そして映画でもラストシーンだった母の描写。そのすべてが素晴らしく心を打つ。本書のラストシーンの一枚の写真をぜひ見てほしい。ここに私は最も感動した。5月20日、楽しみです。2023/05/03

法水

6
『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』『スープとイデオロギー』と3本の家族にまつわるドキュメンタリー映画を撮り続けたヤン ヨンヒ監督がその裏側を書いたエッセイ。映画はすべて観ているが、初めて知ったことも多く、映画をもう一度観たくなってくる。とりわけ、監督が青色が苦手になった理由とその色を装丁に用いている(帯を外すと青一色)ところにグッと来た。今、ソナがどうしているのかが気になる。2023/05/22

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