評伝カール・ラガーフェルド

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評伝カール・ラガーフェルド

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  • サイズ A5判/ページ数 215p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784910204024
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バトルランナ-

9
4点。もう一度読むという事はないかなぁ。 1954年、インターナショナルウールマークプライズ。コート部門優勝は21歳のカールラガーフェルド。 イブニング部門の優勝者は18歳にイヴ・サンローラン。 審査員は5から6人。ピエールバルマンやベールドジバンシィがいた。 カールはコカコーラしか飲まなかった。 母から父の死を知らされたのは亡くなった3週間後。フェンディのFFはカールラガーフェルドデザイン。 当時のシャネルはココが亡くなってから10年以上経ち往年の輝きを失っていた。 引き継ぐのはイブだと思われていた。2023/05/15

Go Extreme

2
知識という鎧 静謐なサンクチュアリ 異質な少年 ディオール、パリの香り 解放に沸くパリへ リッツ パリで朝食を 日陰の花 両親の呪縛 時代のベクトル 伝説のはじまり 新しい仲間たち カールとエリザベート 共鳴し合うふたり 皇帝カールの誕生 亡霊を逃れて 純粋と不純 カール、城主になる 嵐に翻弄される蝶のように 落日 ココ•シャネルの遺産 パリジェンヌ 絵画の中で ひとつの時代の終わり 至上の愛 カールとエリザベス皇太后 氷の時代 変身 話題のダンディ ひとり舞台 立つ鳥、跡を濁さず エピローグ 書誌情報2021/08/13

almondeyed

1
19世紀生まれの両親のもと、20世紀前半に生を受けたカールは、10歳の頃、アドルフ・フォン・メンツェルが描いた、18世紀の貴族世界の絵画に魅了され、生涯その時代の美を追い求めた。途中、19世紀末やアール・デコ等、さまざまな時代の美を同時進行で愛し、混乱もせずに咀嚼し、それを自らの身体を使い独特の感性で武装し、アイコン化した。マシンガントークで、ゆっくり喋る人を嫌ったから、会いたくない人だなと思っていたが、この本を読むと、温和な人物に描かれていたので、やっぱり一度はお目にかかってみたかった。残念。2022/08/25

towerofthesun

1
自分で自分を律しながら独自の美の世界を築き上げていった巨人。本人の言説はあまり取り上げられていなかったが、そこが「評伝」たるゆえんかな。2021/08/03

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