内容説明
デビュー短編集『彼女の体とその他の断片』が世界中で絶賛を浴び、「21世紀の小説と読み方を変える、女性作家の15作」に選出されたカルメン・マリア・マチャド。第2作は、レズビアン間のドメスティック・アビューズ(虐待)を語るメモワール。スリラー、おとぎ話、SF、クィア批評、裁判記録…etc.あらゆる形式で“あの記憶”を再構築し、あなたを揺さぶる146の断片。
著者等紹介
マチャド,カルメン・マリア[マチャド,カルメンマリア] [Machado,Carmen Maria]
1986年、ペンシルベニア州生まれ。キューバからの移民である祖父の影響で幼少期から物語を書きはじめ、大学ではジャーナリズムを専攻、その後、写真学科に転入する。アルバイトを転々としながら小説を執筆したのち、アイオワ大学のライターズ・ワークショップへの参加が叶い、芸術学修士号(MFA)を取得。デビュー短編集『彼女の体とその他の断片』は、そのクィアな作風から30社ほどの出版社に断られたが、2017年に非営利出版社グレイウルフ・プレスから刊行されると、全米図書賞、ローカス賞をはじめ11の賞の最終候補となり、全米批評家協会賞、シャーリイ・ジャクスン賞、ラムダ賞(レズビアン文学部門)など9つの賞を受賞、ベストセラーとなる。18年には、「ニューヨーク・タイムズ」紙の「21世紀の小説と読み方を変える、女性作家による最高の15冊」に同書が選出される。第2作目となる本書は、ジュディ・グラーン・アワード・フォー・レズビアン・ノンフィクション、ラスボーンズ・フォリオ賞ほか数々の賞を受賞。「タイム」誌など主要メディアの今年の一冊リストに選ばれた。現在は、ペンシルベニア大学で教えながら、妻ヴァル・ホーレットとフィラデルフィアに住んでいる
小澤身和子[オザワミワコ]
東京大学大学院人文社会系研究科修士号取得、博士課程満期修了。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン修士号取得。編集者を経て、通訳、及び翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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