内容説明
心理カウンセラーが親子の交流場面でのヒントをお伝えし“大人の生き方”模索の旅へとお誘いします。子どもについての気がかり「ことばが遅い」「こだわりが強い」…、親自身の気がかり「かわいいと思えない」「叩いてしまう」など、実際の子育てQ&A65例を20の領域に分けて収録。
目次
第1章 子育てがしんどく感じられるようになってきました(子どもと関わることが難しくなっています;生きる速さが異なると、情緒的な交流が難しくなります ほか)
第2章 心の発達の原点は、親子間の愛着です(親の仕事は、子どもの表現に耳を傾けることです;気をつけたいのは、テレビ・スマホなどの情報機器です ほか)
第3章 子どもは、親や家族のオーラに守られています(オーラは、二つの心のパワーで現れます;ねぎらい、親が譲ること、親があやまることも大切です ほか)
第4章 子どもについての気がかり(言葉が遅れているようで心配です;「こだわり」か「わがまま」か、はっきりしません ほか)
第5章 親自身の気がかり(いらいらして子どもをたたいてしまいます;子どもをかわいいと思えません ほか)
著者等紹介
小柳晴生[オヤナギハルオ]
1950年、石川県生まれ。金沢大学卒業、広島大学大学院修士課程修了。広島大学および香川大学の保健管理センターで22年間、学生相談カウンセラーをつとめる。2001年より香川大学教育学部に移る。香川大学教育学部教授、保健管理センター所長、放送大学客員教授を経て今に至る。カウンセラーとして人に「ゆっくり自分と付きあう時間」をもつことを援助していきながら、忙しさで自分を省みる余裕さえない“ねじれ”た生活に疑問を感じるようになり、2005年に55歳で大学を早期退職―瀬戸内海が眺められる里山で「半隠居生活」に挑戦して17年になる。「自分と付きあう時間」を味わう静かな生活をと思っていたものの、草刈りやストーブ用の薪づくりなどに振り回される毎日である。2006年、日本人間性心理学会学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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