目次
現場に活きる眼差し(テスターとして、カウンセラーとして;「わたしの心」が目覚めるとき;「文化の病」の視点からみた現在の不登校に関する一考察;児童養護施設の心理的援助についての一考察;自閉的な課題を主訴とした男児の事例)
深層を生きるこころ(沖縄の風土に根ざした心理臨床の可能性;「禊」と個性化の過程;男性のジェンダーと「たましい」;心理療法を支える器としてのイメージの機能;箱庭砂箱の「青」をめぐって;私の「教育分析家」は「猫」だった)
著者等紹介
岡田康伸[オカダヤスノブ]
1943年、京都市伏見区生まれ。1967年、京都大学教育学部卒業。日々、体育会軟式庭球部活動に励むなか、1972年、京都大学大学院教育学研究科修了。教育学博士(京都大学)。1972年~天理大学助教授、1976年~甲南大学助教授・教授を経て、1998年~京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻心理臨床学講座教授、1999年~京都大学カウンセリングセンター長。2006年~京都文教大学人間学部教授。2008年~京都文教大学臨床心理学部長。現在、京都大学名誉教授。臨床心理士。教育現場での“こころ”の問題に深く関わり、長野での合宿研修会は20年間続く。かたや樋口和彦らとスタートしたファンタジーグループ研究会は40年間にわたる。日本心理臨床学会事務局長、日本箱庭療法学会会長、日本国際箱庭療法士学会会長などを歴任。2019年まで国際箱庭療法学会副会長。2002年に日本箱庭療法学会学会賞を受賞、2003年に第55回京都教育功労者として表彰。伏見の町並保存運動にも尽力
菅佐和子[スガサワコ]
1949年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。教育学博士。愛知医科大学精神科、愛知女子短期大学勤務を経て、2013年まで、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻教授。2015年まで、関西看護医療大学教授、2019年まで、京都橘大学健康科学部心理学科教授。現在、京都大学名誉教授。深草YYOS研究所。臨床心理士。精神科病院臨床をベースとして、思春期カウンセリング、不登校支援、職場のメンタルヘルス、看護カウンセリング教育などの実践に長年携わってきた。現在の関心は、学校・職場に共通する心理的ハラスメント、高齢期女性の生き方、猫と人間の心の交流、短歌による自己表現など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。