内容説明
文字論・書記論・表記論の違いをはじめ、日本語分析に必要な基礎理論を体系的に解説。文字の誕生からSNSでの表記まで、漢字・平仮名・片仮名の歴史と言葉の多様性を紹介。
目次
第1章 日本語の文字表記の“多様さ”とその歴史的要因
第2章 文字論・表記論・書記論へ
第3章 言語学的なアプローチと方法論
第4章 漢字の使い道と日本語、そして社会
第5章 仮名のはなし
第6章 SNSメディアにみる通俗的な文字表記
終章 日本語文字表記論の未来
著者等紹介
尾山慎[オヤマシン]
1975年大阪府生まれ。2006年大阪市立大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。大阪市立大学特任講師、京都大学非常勤講師などを経て、2013年より奈良女子大学准教授。真言宗御室派寳珠院住職。2007年新村出賞研究奨励賞受賞。2008年萬葉学会奨励賞受賞。2014年漢検漢字文化研究奨励賞・佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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