内容説明
雑誌や書籍への目配り、人への好奇心が一体となった論考は、モダニズムの水脈をたどり、研究の可能性を押し広げて、今なお文学研究の最前線に位置する。
目次
第1章 伝記・書誌的研究からの始まり(詩人伊藤整;我といふ人の心―『伝記伊藤整』を書き終えて ほか)
第2章 拡張する放物線(麻布飯倉片町;『文芸レビュー』創刊前後 ほか)
第3章 点と線をつなぐ(川端康成『小説の研究』の代作者;ジョイスと芥川龍之介―ジョイス受容史の点と線(1) ほか)
第4章 文学の内包と外延(回覧雑誌『夕づゝ』の出現―百年前の一高の文学青年たち;異端の弟子―夏目漱石と中村古峡(上) ほか)
著者等紹介
曾根博義[ソネヒロヨシ]
1940(昭和15)年、静岡県生まれ。2016(平成28)年没。日本大学文理学部元教授。専門は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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