感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
17
2021年6月発行。新潟十和田町にある「絵本と木の実の美術館」から生まれた絵本。宮城県の品井沼にいていまや絶滅危惧種に指定されているシナイモツゴが主人公。とわちゃんという女の子が埋め立てられる池から救ってくれて引っ越し。とわちゃんからトトくんと呼ばれるシナイモツゴの新たな発見と冒険。(E211)2021/08/15
おはなし会 芽ぶっく
9
『おすすめ!日本の子どもの本 2022』JBBY選 で紹介されている絵本。シナイモツゴって何?と思って書店にて立ち読み(ごめんなさい)。日本固有のコイ科の淡水魚で、絶滅危惧種に指定されている。シナイモツゴが住んでいる山奥の沼が埋め立てられることになり、とわちゃんという女の子とお母さんが生きものたちをお引越しさせることに…。2023/05/02
遠い日
8
このお話の元になる実際の物語が実に興味深い。田島征三さんの「作品」への思いの深さに、田島さんの危機感が滲んでいます。シナイモツゴの保護と繁殖の手助け。絶滅から救いたい、救わねばという切実な思いがみなぎっている。シナイモツゴからみたこちらの世界はどうなんだろう。水面下のトトくんの夢、大冒険でしたね。2021/08/26
nago
2
沼がなくなってしまうとき、とわちゃんに救い出されたシナイモツゴのトトくん。新しいすみかの、水の中の世界が描かれる。その後もとわちゃんが出てくるのは、とわちゃんもトトくんの様子を見に来ているからかな。2022/03/28
NOYUKI
1
よかった。とわちゃん生きてたー。思ったよりメッセージ性はなくて気軽に読み聞かせできそう。相変わらずのダイナミックな絵が素敵。特に、春のページがとても好き。2021/11/10