内容説明
徳川家康はいかに記録されてきたのか、彼の姿はフィクションでどのように描かれてきたのか。その虚像と実像を徹底的に暴く。本書は日本の歴史史上もっとも知られた戦国武将の、若き日々から関ヶ原の戦い、死後の神格化にいたるまで、14の主要テーマから追究します。歴史学・文学・美術史の諸分野から家康像にアプローチし、それぞれ最新の研究動向をふまえ論じ尽くします。
目次
松平氏の出自(山田邦明×平野仁也)
人質時代の家康(糟谷幸裕×丸井貴史)
清須同盟(和田裕弘×菊池庸介)
三河一向一揆(竹間芳明×塩谷菊美)
築山殿と松平信康事件(桐野作人×原田真澄)
三方ヶ原の戦い(原史彦×湯浅佳子)
徳川家臣団(四天王を中心に)(柴裕之×小口康仁)
伊賀越えと天正壬午の乱(平山優×網野可苗)
小牧・長久手の戦い(堀新×竹内洪介)
家康と江戸(岡野友彦×森暁子)
関ヶ原の戦い(松澤克行×井上泰至)
方広寺鐘銘事件と大坂の陣(光成準治×湯浅佳子)
家康の進化化(曽根原理×井上泰至)
著者等紹介
堀新[ホリシン]
1961年生まれ。共立女子大学教授
井上泰至[イノウエヤスシ]
1961年生まれ。防衛大学校教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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