感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
虎哲
6
難波先生、助川先生といった私淑している先生方が関わっている本、文学通信の本ということで即売、即読んだ。著者のメンバーを見ると日文協の人々という感じだが、〈第三項〉の文字は出てこず(類する考え方が噛み砕いて提出されるものの)、「迷える国語教師」に向けて書かれた物語であった。対話文形式なのでたしかに読みやすいが、第3章7節「「自分と違う世界」への扉をどう開くのか」のように私の迷いにボディブローをかましてくるところもある。スケガワ先生の提示する「教師の役割」に賛同するものの、それでも「コウサカ君の独白」は重い。2022/07/28
りょう
2
会話形式で平易に語り手などについて解説されている。ただ、面白くなってきたかなと思い始めたところで、途中から教材本文が載っているだけになったので、内容的に物足りないのが残念。2022/12/05
ひろ
2
文学作品における「語り手」の視点について学ぶことができる一冊。教材研究する際に、少し見方が変わるかもしれないと思いました。2022/08/19
たかきち
2
本書の内容は「問題提起」であり、それを活かすために考え続けることが読者側にも要求されていると感じました。読みを交流させてより深いところに到達するって本当に難しい…。でもだからこそ、目指していきたいですよね。そういう意味では、読みの交流という営みそのものを、登場人物同士の問答という形式の中で作り出そうとした本でもあるのかなと思います。単純に内容として面白かったのは、『羅生門』を同時代の世界の視点から捉え直す読み方で、なるほどと思わされました。2022/07/28