内容説明
中国の古典詩は、季節をどのように詠っているか。詩に詠われた真の季節を探り、制作年代をも明らかにしていく。二十四節気の原理と歴史をまとめた、「二十四節気概説」付き。
目次
序編 二十四節気概説(二十四節気の原理;二十四節気成立前史;二十四節気の確立、および充実期;陰陽暦の中の二十四節気;二十四節気と太陽エネルギー)
本編 二十四節気の詩の検討(春;夏;秋;冬)
著者等紹介
古川末喜[フルカワスエキ]
1954年、佐賀県生まれ。九州大学文学部卒、同大学院博士課程中退。鹿児島県立短期大学、島根大学、佐賀大学をへて、現在佐賀大学名誉教授。博士(比較社会文化・九州大学)、博士(文学・神戸大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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千景
1
二十四節気を中心に暦の概略が載っている。この部分は私にはかなり難しかった…。 本編では、二十四節気に纏わる漢詩の紹介とその解説。 美しい自然と人間の営みのやるせなさ、変わらぬ季節の訪れ…散歩したくなるね。 私の頭ではうまくこの本をお勧めできないんだけどめちゃくちゃ面白かったし、漢詩たいして知らんけど興味はあるって人にもおすすめ というか私がそうだった 暦とか季節の移り変わりと漢詩の雰囲気に惹かれたら読めばいいよ ユリウス歴とグレゴリオ暦と太陽暦と太陰暦云々の解説はかなり難しかったよ2021/11/23