注釈・考証・読解の方法―国語国文学的思考

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注釈・考証・読解の方法―国語国文学的思考

  • 白石 良夫【著】
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  • 文学通信(2019/11発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784909658173
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0095

内容説明

注釈していれば、知識は自然に増える。増えた知識は想像力を掻き立て、小難しい理論や七面倒な方法論にふりまわされなくて済む―。「後進に伝える研究方法」をコンセプトに、古典の注釈・考証・読解の方法を伝える。国語学と国文学、あるいは中古、近世、近代など、世間で勝手に作りあげられたジャンルや文学史の壁を遠慮せず乗り越え、古典を読み解くにはどうすればいいのか。先人に学びながら古典を読み解く術。

目次

第1部 古典注釈を考える―ある誤読の歴史(オコヅク考、オゴメク考―源氏物語帚木巻の異文の解釈;オゴメク幻想―「オコヅク考、オゴメク考」補訂を兼ねて;徒然草「鼻のほどおこめきて」考―続オゴメク幻想)
第2部 武家説話の読み方―室鳩巣の和文(読み物になった手紙―「鳩巣小説」とは何か;書いたこと、書かなかったこと―写本と刊本の狭間で;忠誠心はかくあるべし―浄瑠璃坂敵討と殉死をめぐって;作品化される諌言―『明君家訓』から『駿台雑話』へ;附 『明君家訓』の成立と版本)
第3部 伝説考証の読み方―『広益俗説弁』の世界(巨木伝説考証近世篇―熊楠稿「巨樹の翁の話」追跡;女流歌人伝説攷―檜垣嫗説話をめぐって)
第4部 典籍解題を考える―モノを伝える(『十帖源氏』の異版と著者書入本―小城鍋島文庫本の位置づけ;『烏丸光栄卿口授』の成立と構成―国会図書館本を基にして;『名家手簡』版本管見―近世の複製本)

著者等紹介

白石良夫[シライシヨシオ]
1948年、愛媛県生まれ。九州大学文学部卒業、同大学院修士課程修了。北九州大学講師等を経て、1983年、文部省(現文部科学省)入省、教科書調査官(国語)。2009年、佐賀大学教授となり、2014年退職。専攻、国語学・国文学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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軍縮地球市民shinshin

17
これは国文学・国語学を専攻する著者の第2論文集ということで、専門家ではない僕にはちょっとむつかしかった。室鳩巣『明君家訓』、井沢蟠龍『広益俗説弁』の研究はなかなか興味深かった。第1章の『源氏物語』に出てくる「おごめく」という古語は写本の写し間違いでの課程で「誕生」した古語ということで、平安時代には存在していなかった言葉、という結論には驚いた。中世から現代まで数百年間間違っていたというのは驚きだ。2023/12/25

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