物語主義―太宰治・森敦・村上春樹

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物語主義―太宰治・森敦・村上春樹

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784909544346
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

物語は本質に先立つ。物語は自らを生成すると同時に媒介される。虚構・小説・映画を理論的に横断し、メタフィクション、語りの変異、逸脱するメタファーなど、テクストに入り込む雑音の軋みに耳を澄ませる。様式と例外状態の追究。

目次

1 物語と虚構の文芸学(虚構論と物語論―イーグルトンとウォルトンの虚構理論から;作者の理論・素描―加藤典洋・竹田青嗣のテクスト理論から;テクスト・断片・コンテクスト―三浦玲一のグローバル文化理論から;雑音調“例外状態”の文芸学―竹内敏雄の現代美学理論から)
2 小説と映画の物語(蝕まれるべき友情―小説構造から見た『白樺』派の小説;芥川龍之介のメタフィクション;太宰治におけるテクスト様式の成立―初期小説の研究;太宰治と複合的小説構造―作品集『女の決闘』;太宰治『斜陽』とチェーホフ『桜の園』―ファルスのオリジナリティ;森敦「月山」の小説と映画―“境界”などというものはない;物語の変容 森敦『われ逝くもののごとく』と「ハーメルンの笛吹き男」;村上春樹の小説と“メタファー” 『海辺のカフカ』と『騎士団長殺し』;村上春樹の小説における戦争 『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』『騎士団長殺し』と映画『ドライブ・マイ・カー』;現実性の境界事象 小川洋子『原稿零枚日記』)

著者等紹介

中村三春[ナカムラミハル]
北海道大学大学院教授。日本近代文学・比較文学・表象文化論専攻。博士(文学)。1958年岩手県釜石市に生まれる。2024年北海道大学を定年退職。この間、有島武郎研究会会長、横光利一文学会代表、日本比較文学会理事・北海道支部長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KA

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とりあえず第三章「テクスト・断片・コンテクスト──三浦玲一のグローバル文化理論から」のみの感想。三浦論文を徹底的に精読し高く評価したうえでの「恣意性」の指摘。そのとおりだと思う。ただ個人的なことを言わせてもらえば、その「恣意性」に決定的に読みのセンスが出るのだ。そして三浦01の恣意性は抜群だった。それが誰一人として三浦さんの真似事を脱せていない理由である。それこそがまさに「批評」的才である。2024/04/27

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