胎児のはなし

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胎児のはなし

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909394170
  • NDC分類 495.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

経験していない人はいない。なのに、誰も知らない「赤ん坊になる前」のこと。
超音波診断によって「胎児が見える」ように――。新時代の産婦人科界を牽引した「先生」に、生徒サイショーが妊娠・出産の「そもそも」から衝撃の科学的発見、最新医療のことまで全てを訊く。全人類(?)必読の一冊
出産経験のある人も、ない人も、男性も――読んでおもしろくて、ためになる!

著者情報
増嵜英明(ますざき・ひであき)
1952年佐賀県伊万里市生まれ。1977年長崎大学医学部卒。1999年~2000年にロンドン大学へ留学。2006年より長崎大学医学部産婦人科教授。2014年より長崎大学理事・病院長。日本産科婦人科学会理事、日本人類遺伝学会理事、日本生殖医学会理事、日本産科婦人科内視鏡学会常務理事、日本産科婦人科遺伝診療学会理事長などを歴任、産婦人科の世界をリードしてきた。著書に『密室』、『密室II』(木星舎)、『動画で学べる産科超音波』(メディカ出版)など。2018年長崎大学名誉教授に就任。

最相葉月(さいしょう・はづき)
1963年生まれ。兵庫県神戸市出身。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、精神医療などを取材。著書に、『絶対音感』『星新一 一〇〇一話をつくった人』『セラピスト』(以上、新潮文庫)、『青いバラ』(岩波現代文庫)、『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』(岩波新書)、『れるられる』(岩波書店)、『理系という生き方 東工大講義 生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか』(ポプラ新書)、『未来への周遊券』(瀬名秀明との共著)、『辛口サイショーの人生案内』(以上、ミシマ社)など。

目次
はじめに 最相葉月
第一章 みんな胎児が見たかった ―― 胎児研究の歴史
アダム派とイヴ派がいた/子宮の中の生きている胎児を初めて見たのは日本人
第二章 超音波に一目惚れ ―― 増嵜英明、産婦人科医になる
魚群探知機が超音波診断に?/十人きょうだいの十番目/帝王切開を見た増嵜少年/胎児はなぜ頭が下にあるのか
第三章 胎児 ―― この未知なるもの
なぜ3000グラムで生まれるのか/わが子の出産/羊水はどこからくるのか/羊水が濁ると要注意/便と力の入れ方が一緒
第四章 胎児を救う! ――「人」として扱う医療を
胎児の声が聞こえた!/胎児を手術する/スクリーニングで病気を発見/中絶について/宗教上の理由 /それでも続けた理由
第五章 胎児の表情七変化 ―― みんな生まれる前から笑ってた
胎児は泣いて笑って夢を見る/赤ちゃんを左側に抱く理由/胎児の表情を観察する/表情と脳の関係/ゴジラみたいな呼吸様運動/腟を通るとき肺胞液を絞る
第六章 胎児の世界 ―― 最新の技術と研究でわかったこと
胎盤の不思議―― 1+1=1?/胎児のDNAを調べる/出生前診断は受けるべきか/NIPTと羊水検査はセット/ダウン症の子のこと/お父さんとお母さんはDNAでつながってる /精子のY染色体が女性に入る?/母はなぜ胎児を拒絶しないか/最初に大事なのは肺
第七章 妊娠・出産の世界 ―― 長年の研究と経験でわかったこと
つわりとは何か/帝王切開と自然分娩の違い/お産はリスクが伴うもの/水中出産のリスク/双子問題/長崎県は母乳を遮断してがんを防いだ/酒とたばこ/無痛分娩について
第八章 周産期医療最前線 ―― 大学病院で今、何が行われているか
胎児治療の最前線/イギリスと日本の違い/生殖補助医療技術(ART)について/生殖補助医療技術の話しにくいこと/高齢出産のこと
終章 私たちはどこから来て、 どこへ行くのか 増嵜先生の性教育/水の中の人生、空気の中の人生/君たちはなぜゼロ歳で生まれたのか/男と女の役割分担/胎児の未来
あとがき 増嵜英明

同著者の関連本
・『辛口サイショーの人生案内』(最相葉月著)
・『未来への周遊券』(最相葉月著、瀬名秀明著)

内容説明

超音波診断によって「胎児が見える」ように―。新時代の産婦人科界を牽引した「先生」に、生徒サイショーが妊娠・出産の全てを訊く。

目次

第1章 みんな胎児が見たかった―胎児研究の歴史
第2章 超音波に一目惚れ―増崎英明、産婦人科医になる
第3章 胎児―この未知なるもの
第4章 胎児を救う!―「人」として扱う医療を
第5章 胎児の表情七変化―みんな生まれる前から笑ってた
第6章 胎児の世界―最新の技術と研究でわかったこと
第7章 妊娠・出産の世界―長年の研究と経験でわかったこと
第8章 周産期医療最前線―大学病院で今、何が行われているか
終章 私たちはどこから来て、どこへ行くのか

著者等紹介

最相葉月[サイショウハズキ]
1963年生まれ。兵庫県神戸市出身。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、精神医療などを取材

増〓英明[マスザキヒデアキ]
1952年佐賀県伊万里市生まれ。1977年長崎大学医学部卒。1999年~2000年にロンドン大学へ留学。2006年より長崎大学医学部産婦人科教授。2014年より長崎大学理事・病院長。日本産科婦人科学会理事。日本人類遺伝学会理事、日本生殖医学会理事、日本産科婦人科内視鏡学会常務理事、日本産科婦人科遺伝診療学会理事長などを歴任、産婦人科の世界をリードしてきた。2018年長崎大学名誉教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

303
胎児の”不思議”を対談形式でわかりやすく解きほぐした1冊。『絶対音感』の最相さんが、産婦人科の専門家から”おいしい”話をグイグイ引き出していく。母親は胎児を介して父親のDNAを、体の中に取り入れている、という。だから、段々似てくる夫婦が、いたりするのかと納得してしまった。まさに、子はカスガイなのだ。妊娠期間・十月十日(とつきとおか)は嘘!とか、お母さんが赤ちゃんを左側に抱くのはなぜ? など興味深い謎が次々と解明されて面白かった。2022/11/05

mukimi

117
楽しくて役に立たない本との前書き通り診療ガイドラインや周産期マニュアルなどの実践的知識から離れた、そして離れれば離れるほどに面白い、命の誕生の神秘を追体験する読み物。筆者は超音波の黎明期、魚群探知機(!)や子宮内視鏡で胎児が見え始める時代に産婦人科医となり、臨床的意義よりも命の神秘への好奇心に端を発するような興味深い研究をされてきたようだ。好きを仕事にされているようで、胎児は宇宙飛行士、臍帯はロープ、胎盤は宇宙ステーションなんてドラマチックな例え、妊娠子宮というブラックボックスへの敬意を感じて嬉しくなる。2023/12/24

ちゃちゃ

116
二人の娘を出産したとき、夫と相談して事前に我が子の性別は尋ねないことにした。不鮮明な白黒の超音波画像であっても、小さな心臓の鼓動が確認できて胸が熱くなった。けれど、それも今は昔。近年、産婦人科の医療技術はめざましい進歩を遂げた。母胎内の未知なる胎児の世界。その謎が次々と解明され、今では胎児の治療まで行われているという。でもその一方で、出生前診断などの重い問題もある。増﨑先生のユーモアたっぷりの温かいお話に引き込まれつつ、最後に心に残った言葉は「親と子も一期一会」。授かった命の尊厳を大切にできる社会に。2019/06/27

しいたけ

112
私も学生時代に課題で読んだ『胎児の世界』にオマージュを込めたタイトルになっている。当時に比べ格段に解明が進んでいるが、大きな部分ではやはり謎は謎のまま。そこにたまらなく惹かれる。この本で一番驚いたのは、胎児を介して父親のDNAが母親にいっちゃってるということ。他人であるはずの夫婦が生物学的につながっているという衝撃。レビューで夫をディスる愚を犯すのはナンなので話を先に進めるが、胎児が羊水の中で泣いているということにも感動した。そして羊水はコバルトブルーなんだとか。ああ、空に癒されるのはこのせいだったのか。2020/01/08

ぶち

109
凄い!"私は何も知らなかった"と思うくらい衝撃的な事実がたくさん!産婦人科の増崎英明教授と科学ライターの最相葉月さんが対談形式で、科学的に胎児を解き明かしてくれます。妊娠や出産、胎児について、衝撃的な科学的発見や最新医療について教えてくれます。しかしながら、科学的にいろんなことが解明されるようになっても、まだまだ胎児のことは分からないことが多い。でも、この先生が仰るように、"お産って、おまじないみたいなものですよ。科学的に証明されなきゃいけないものでもない"ということに、いたく納得いたしました。2020/04/23

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