内容説明
望めばすぐに子どもは授かるものだと思っていた。でも私はなにもわかっていなかった―自身の不妊治療をきっかけに、生殖補助医療、養子縁組、代理母出産など、親になるためのさまざまな選択に向き合い、決断した人々の取材を重ねる。妊娠への渇望、不安、忍耐、嫉妬、迷い、気まずさ―語られることのなかった不妊にまつわるひとりひとりの物語へ思いを巡らせる。
目次
待つことの技術
ベビーフィーバー
想像上の子どもたち
ピーナッツ病院にて
目に見えるいのち
養子にすれば?
冬至
この家一軒分
体の乗っ取り
生まれてくるまでの話
妊娠
治療の対価
エピローグ
著者等紹介
ボグス,ベル[ボグス,ベル] [Boggs,Belle]
米国バージニア州出身の作家。『Orion』、『Harper’s』、『The Atlantic』、『The Paris Review』などの米国内外の幅広い媒体に作品を発表している。短編小説集『Mattaponi Queen』は、バージニア州のマタポナイ川流域を舞台にした連作小説で、ベイクレス賞や、バージニア文芸賞を受賞した。『子どもを迎える物語 生殖、不妊治療、親になる選択』は、『Kirkus』『Publishers Weekly』『The Globe and Mail』『BuzzFeed』『O, the Oprah Magazine』でベスト・ブック・オブ・ジ・イヤーに選出された。また、他にも小説『The Gulf』を発表している。現在、ノースカロライナ州ホー川のほとりに家族と住み、ノースカロライナ州立大学の英文学科の教授として、修士プログラムの指導にもあたっている
石渡悠起子[イシワタユキコ]
翻訳者。音楽家。NY市立大学クイーンズカレッジ音楽学部卒業。フリーランスで企業翻訳を提供するなか、Zen101という名義で詩の朗読と歌を融合させた電子音楽の制作と演奏を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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