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目次
診断
祈る姿
未知の小学校
入学初日から校内放送に大パニック
聴覚過敏―太鼓の音はキレイな音
暴言のはじまり
なぜ暴言を吐くのか？
暴言ごと抱きしめる
叩いてしまう
がまんするトレーニング
ひとりで登校できた日
ひとりで帰れた日
きょうだいたち
無視されたつらい日々
普通学級に籍を置かせていた理由
中学生だから
友だちに救われた１年間
転校
勉強させる工夫
受験勉強
とうとう高校受験
高校生活
社会への巣立ち
おかげ様
自閉症とは
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりん
24
すごい書名だけど中身は素晴らしい。末娘が自閉症で暴言がひどいが、それを感じさせない全てを包み込む家族の愛情に感動した。那奈は聴覚過敏があり、自分の言動が自分で許せなくて苦しむ。言葉の理解、気持ち理解が出来ず、それが暴言となる。著者の苦労や心配も想像できるし、那奈の苦しみも分かる。那奈はすごく賢い子で傷つくことも多いと思う。周りに恵まれて良かった。まだこれからの人生の方が長いから頑張ってほしい。名言の墨字、ナナのマンガもいい！2020/03/21
ぬぬ
12
自閉症の我が子と二人三脚で駆け抜けた18年の奮闘記録。小さな壁や大きな壁を一つ一つ丁寧に乗り越えていく親子の姿に胸を打たれた。自閉症と聞くと「障がい」という二文字が過ぎるが自分でも当てはまる、わかると共感できる部分(人間関係が苦手等)があるものの、那奈ちゃんは失敗して、解決策や克服法をお母さんと見つけて前に進んでいるのに対し、自分はどうにもならないから頑張るだけ無駄だと放棄していることに気づいた。自分の重荷と思っているものを受け入れ、活かす努力が誰しも必要なんだなと思った。2021/06/12
コウママ
4
自閉症の娘さんの成長を綴っています。障がいの特性でつい暴言を吐いてしまう娘さん。お母さん大変だろうと想像しますが前向きでお子さんが大好きなのが伝わってきました。最後の「自閉症とは」の章が分かりやすい。時々はさまれる筆字の名言・巻末のマンガとダジャレも良いです。2023/04/11
Ritz
4
自閉症の子も、そうでない子も。すべての子どもへの関わり方において大切なことがたくさん書かれていました。 「視力が弱い人に眼鏡が、足の不自由な人に車椅子が必要なように、発達障がいの人には理解が必要です。」クラスの友達に説明するお母さんのことばが、ずしんと来ました。 ところどころに書かれた名言(書道の先生でもあるお母さんの字)も響きます。 困難を笑いに変えるためにー この本が多くの方に読まれることを願います。2020/02/13
みやび
0
☆３2020/03/12
