なぜ、無実の医師が逮捕されたのか―医療事故裁判の歴史を変えた大野病院裁判

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なぜ、無実の医師が逮捕されたのか―医療事故裁判の歴史を変えた大野病院裁判

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908925016
  • NDC分類 498.12
  • Cコード C0047

出版社内容情報

手術を受けた産婦が死亡し執刀医が逮捕された大野病院事件は、医学界に衝撃を与え、多くの医師が支援に立ち上がった。弁護人が事件の発端から無罪に至るプロセスを検証し、医療事故裁判の誤判の構造を解き明かす。

安?謙二[ヤスフクケンジ]
昭和22年(1947年)生まれ、名古屋市出身。
昭和47年(72年)東京大学経済学部卒業。昭和50年(75年)司法試験に合格、昭和53年(78年)弁護士登録。昭和59年(84年)安福法律会計事務所 開設、平成4年(92年)南青山に事務所移転。
一般民事・刑事事件のほか、医療問題に関するNPO活動に参加、医療事故に関する裁判(民事、刑事)、県立大野病院事件の弁護人を担当。

内容説明

裁判の支援に立ち上がった多くの医師の胸には、過酷な医療現場を支える使命と誇りがあった。彼が裁かれるなら、医療は崩壊する!無罪を勝ち取った産婦人科医の感動のドキュメント!

目次

1 逮捕(平成18年(2006年)2月20日
2月20日、午後 事件報道にミスという字が踊る
2月20日夜 医師を支えるには? ほか)
2 裁判(証拠開示 平成18年(2006)4、5月 ブツヨミ
加藤医師と弁護団会議 病理鑑定医が、とんでもなく、おかしい
中山医師と会見 ほか)
3 大野病院裁判の意味(大野病院事件とは何であったのか;医療事故調査委員会の実相;東京女子医大では医師自らが調査 ほか)
鼎談 10年を経て、大野病院裁判を振り返る―中山雅弘(病理医)×加藤克彦(産婦人科医)×安福謙二(弁護士)

著者等紹介

安福謙二[ヤスフクケンジ]
昭和22年(1947年)生まれ、名古屋市出身。昭和47年(72年)東京大学経済学部卒業。昭和50年(75年)司法試験に合格。昭和53年(78年)弁護士登録。昭和59年(84年)安福法律会計事務所開設、平成4年(92年)南青山に事務所移転。一般民事・刑事事件のほか、医療問題に関するNPO活動に参加、医療事故に関する裁判(民事、刑事)、県立大野病院事件の弁護人を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あやの

21
この医師は、娘を出産した時に取り上げてくれた先生です。いつも冷静で物静かな先生でした。本書は当時の弁護団の弁護士の手記。報道されていた事と随分違いがある。遺族感情を思えば、誰かに責任を見いだしたいのは当然。でも、あまりにも検察の検証がずさん。この事件以降、産婦人科の減少は顕著です(これだけが原因でないにせよ)。捜査や取り調べの在り方に関するシステムに、かなり問題があるとのこと。周産期医療を守るためにも、その辺の改善は何とかならないものですかね。2017/05/03

zoe

20
先日読んだ本に紹介されていたので手に取りました。読んでかなり苦しい本でした。データは、有れば有るだけ、いいのでしょう。どれだけ負担をかけず、効率的に集めて、何時でも取り出せるように。ガイドラインもあくまで代表値みたいなもの。2020/10/25

mawaji

9
2008年の無罪判決から8年たった今もなお無実の医師が逮捕されるかもしれないリスクが続いている現状には忸怩たる思いあり。本来の目的と真逆の結果をもたらした事故調査委員会が犯した罪は重く「こんな状態で剥離を行うなどもってのほか」という意見を出した県外の著名な権威の責任も大きいでしょう。医者に手錠と腰縄をかけるという目的ありきの検察の杜撰な捜査も腹立たしい限り。「報道陣は医療事故で記事を書く時は医療を勉強してもらいたいし、注意深くあって欲しい」ものです。医療者側、医療を受ける側、すべての人に読んで欲しい一冊。2016/11/01

zoe

7
先日読んだ本に紹介されていたので手に取りました。読んでかなり苦しい本でした。データは、有れば有るだけ、いいのでしょう。どれだけ負担をかけず、効率的に集めて、何時でも取り出せるように。ガイドラインもあくまで代表値みたいなもの。2020/10/25

デューク

6
「悪意の微塵もない医療行為の結果、予測できないことが起こったら裁かれ、罰せられるなら、医師のなり手はいなくなる」。2004年に起きた、妊婦の死亡事故。手術を執刀した産婦人科医が逮捕された、大野病院裁判の弁護士が語る、無罪を勝ち取るまでのノンフィクション。国連人権機関で「中世のもの」とまで言われるくらいの、日本の警察・司法制度の後進具合に暗澹とした気持ちになる。「次は自分が逮捕され、有罪にされるかもしれない」と医療関係者を震撼させた事件から、弁護団はいかに無罪を勝ち取ったのか。おすすめ2017/04/12

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