内容説明
地域の新たな魅力を創生する。その仕組みとヒントがここにあります。地域デザイン学会は、グローバル時代における「地域」の可能性を「コンテンツからコンテクストへ」という視点から学際的に研究する団体。本書は同学会が年2回発行する研究論集。今号の特集は「ゾーンとトポスの共創デザイン」。原田保(同学会理事長)ら研究者による論文と研究ノート、また研究会やフォーラムの記録などを収録。
目次
巻頭論文 地域デザインにおけるアクターズネットワークデザインの基本構想―アクターズネットワークデザインの他のデザイン要素との関係性を踏まえた定義付けと体系化
論文1 鉄道貨物輸送の円滑化に関する考察―大阪府内貨物駅の事例から
論文2 地域資源とトポスの関係―S‐Dロジックにおける資源統合と地域デザイン
研究ノート1 ゾーン・コンステレーション・トポス(ZCT)モデル再考―ダークツーリズムの分析視覚による瀬戸内(長島愛生園)の世界遺産登録の事例
研究ノート2 市民活動における地域の価値創出について―名古屋地区の市民活動団体事例によるトポスデザインの考察
研究ノート3 ゾーンとトポスの相互浸透―トポスデザインの観点から
研究ノート4 トポスデザインによる「ふるさと納税」の再構成
やまなしフォーラムからの提言 山梨県における未来の地域交通デザインへの提言―第2回やまなしフォーラムを踏まえて
第4回ソーシャルコミュニティフォーラム要旨 地方自治体におけるデータマネジメントの再考―松戸市の安心安全メールを事例として
関東・東海地域部会第10回研究会要旨 都市創造による地域創生戦略の新潮流
日本経営情報学第74回全国大会 (一社)地域デザイン学会共催セッション要旨 IoTによる地域創造戦略