偏見や差別はなぜ起こる?―心理メカニズムの解明と現象の分析

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偏見や差別はなぜ起こる?―心理メカニズムの解明と現象の分析

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  • サイズ 46判/ページ数 304p
  • 商品コード 9784908736100
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C1011

出版社内容情報

私たちはなぜ偏見をもち,差別をしてしまうのでしょうか? 私たちの社会はどのような偏見や差別に関する課題を抱えているのでしょうか? 第1部では偏見や差別が起こる心理メカニズムを解き明かし,第2部では現代社会のさまざまな領域での偏見や差別の現象を心理学的アプローチを用いて分析します。偏見や差別の問題に,心理学はどのように迫り,解決への道筋を示すことができるのか。第一線の研究者が解説した決定版。

目次
第1部 偏見・差別の仕組み――心理学の理論と研究から読み解く

第1章 ステレオタイプと社会的アイデンティティ ●大江朋子
第2章 公正とシステム正当化 ●村山 綾
第3章 偏見・差別をめぐる政治性―象徴的偏見とイデオロギー ●唐沢 穣
第4章 集団間情動とその淵源 ●北村英哉
第5章 偏見の低減と解消 ●浅井暢子

第2部 偏見・差別の実態と解析――さまざまな集団・社会的カテゴリーに関する偏見と差別

第6章 人種・民族 ●高 史明
第7章 移民 ●塚本早織
第8章 障害 ●栗田季佳
第9章 ジェンダー ●沼崎 誠
第10章 セクシュアリティ ●上瀬由美子
第11章 リスク・原発 ●樋口 収
第12章 高齢者 ●唐沢かおり
第13章 犯罪 ●荒川 歩

編者
北村 英哉[キタムラ ヒデヤ]
東洋大学社会学部教授。主要著作:『社会心理学概論』(ナカニシヤ出版,2016年,共編),「社会的プライミング研究の歴史と現況」(『認知科学』20, 293-306,2013年),『進化と感情から解き明かす社会心理学』(有斐閣,2012年,共著)

唐沢 穣[カラサワ ミノル]
名古屋大学大学院情報学研究科教授。『責任と法意識の人間科学』(勁草書房,2018年,共編),The emergent nature of culturally meaningful categorization and language use: A Japanese-Italian comparison of age categories(Journal of Cross-Cultural Psychology, 45, 431-451,2014年,共著),『社会と個人のダイナミクス』(展望 現代の社会心理学3,誠信書房,2011年,共編)

内容説明

必然か?解決可能か?偏見や差別の問題に、心理学はどのように迫り、解決への道筋を示すことができるのか。第一線の研究者が解説した決定版。

目次

第1部 偏見・差別の仕組み―心理学の理論と研究から読み解く(ステレオタイプと社会的アイデンティティ;公正とシステム正当化;偏見・差別をめぐる政治性―象徴的偏見とイデオロギー;集団間情動とその淵源;偏見の低減と解消)
第2部 偏見・差別の実態と解析―さまざまな集団・社会的カテゴリーに関する偏見と差別(人種・民族;移民;障害;ジェンダー;セクシュアリティ ほか)

著者等紹介

北村英哉[キタムラヒデヤ]
東洋大学社会学部教授。主要著作は『社会心理学概論』(ナカニシヤ出版,2016年,共編)、『社会的プライミング研究の歴史と現況』(『認知科学』20,293-306,2013年)など

唐沢穣[カラサワミノル]
名古屋大学大学院情報学研究科教授。主要著作は『責任と法意識の人間科学』(勁草書房,2018年,共編)、『社会と個人のダイナミクス』(展望 現代の社会心理学3,誠信書房,2011年,共編)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

29
偏見は誰にでもあるし差別は誰でもする。この世に一人の例外もなく絶対に誰でもしている。それを外に出すか出さないかの差があるだけだ。まずそれを自覚し、自分の中にも差別の芽があるということを受け入れてから全てが始まる。心理学的な側面で噛み砕いてわかりやすく説明してくれている本書は、そうした自分の中にある差別意識のメカニズムについて知ることができる。社会とぼく。社会の中の立ち位置、階級、階層。そうしたものをぼくが受け入れた瞬間に無意識のうちに差別的な視線も生まれる。まずは自覚すること。そうしなければ止められない。2019/07/01

zel

9
読みやすいけれど、なかなか読めず。残念。流し読みのところも。自分の意思と関わらず偏見や差別をしてしまうかも。そうならないように意識していきたい。低減させていきたい。2021/04/14

tuppo

3
人は環境に適応していくため環境が固定化すると異なる環境で生活することが困難となる。急に異なる環境におかれてもどのように振る舞い人とどう接していいかわからなくなるのはごく自然のことだろう。閉ざされた社会の中で個人が能力をつけたとしても分けられた社会の間んには不安や恐怖といった感情的な障壁が立ちはだかる。社会から障害者をピックアップし障害者の世界を作ることはその人たちを外で生活できない障害者にさせてしまう。2023/01/31

吃逆堂

3
社会心理学の観点から、差別や偏見が発生する構造を説いた書。前半の総論的な部分に加えて、後半には人種差別や性差別などの各論が付されており、それぞれのメカニズムが理解しやすい。読みなれない分野だったために読むのに時間がかかったが、目からウロコの話がいくつもあった。構造を理解すれば、自覚的に臨めることも多かろう。より多くの人に読んでほしいと思ったが、そのためにはもう少し平易なものが必要か。2020/10/30

ラピスラズリ

3
とてもいい本だった。差別や偏見が生まれる要因を社会心理学の観点から冷静に分析していた。ただ、この本の中で述べられているのは「人間の心理には差別、偏見が生まれる心理的なプロセスが埋め込まれている」というもので、差別・偏見の問題の解決が非常に難しいことを突きつけられた気がした。この本の中でも書かれているが、差別・偏見を生み出す心理的なプロセスを踏まえた上で、それらを少なくするための社会システム面でのアプローチが必要であると思う。2019/11/23

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