内容説明
「知的障害?」「精神分裂病?」「それともオクテなだけ?」さまざまな誤解を受けてきた私―「普通の人々の世界」「自閉症者の世界」二つの世界を生きる著者が大人になって振り返る成長の痛み、心の軌跡。
目次
私の障害、私の個性
永遠の傍観者
感情って何?愛って何?
「世界」との出会い
「学校」という邪魔者
神様との出会い
ティーンエイジャーの日々
学校は出たけれど
さようなら子ども時代
人の親になる
大人になる痛み
やっと大人になる
物ごとをうまく学ぶ「作戦」
変化が怖い
愛と友情を見つける
私も「世界」のひとり
著者等紹介
ローソン,ウェンディ[ローソン,ウェンディ][Lawson,Wendy]
イギリスに生まれる。幼いころより周囲との違和感に悩んできたが、仕事に就き、結婚し、出産し、やがて離婚。離婚後、大学への進学を果たす。精神分裂症と誤診を受けるが、42歳のとき自閉スペクトラムの一種アスペルガー症候群と診断される。現在はオーストラリア在住
ニキ・リンコ[ニキリンコ]
翻訳家。心の問題に興味を持ち、数多くの原書を読み込むうちに翻訳の仕事に出会う
杉山登志郎[スギヤマトシロウ]
静岡大学教育学部教授。医学博士。専門は児童精神医学
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Obara Peko Kazumi
1
ブックオフにて100円でゲット。出版されてから10年以上経っているけれど、社会生活の中で自閉症スペクトラムへの理解が進んだようには感じられず、かくいう私もどれだけのことをわかっているというのか…。2012/08/04
みるこ
0
杉山先生の解説がとても良かった。わかりやすい。2016/05/26
りんふぁ
0
読んでたはずなのに、初めて読んだような感動あり。まだまだ私はわかってないな。2015/12/02
りんふぁ
0
著者は自閉症スペクトラムの中のアスペルガー症候群。42歳で診断されるまで、分裂症、鬱病等様々な診断を受けている。著者の目からみた世界もまた美しい。感じ方、理解の仕方はちがくとも、わかりあえていきたいな。2014/04/20
はなちゃん
0
途中から流し読みになったけど、なんとなくだが発達障害の人たちの感じ方が分かったような気がする。なかなか生きづらいんだろうとは思う。2022/09/05