病と障害と、傍らにあった本。

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病と障害と、傍らにあった本。

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907497125
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

病や障害の名でひとくくりにできない固有の症状や想い。誰かと分かち合うことのできない時間、傍らにあった本とは。12人の当事者、介護者による、本と病と障害と、生きることにまつわる書き下ろしエッセイ集。

目次

本を知る(母の絵日記(齋藤陽道)
本嫌いが病気をして本好きになるまで(頭木弘樹)
病をふくめた姿で(岩崎航))
本が導く(物語に導かれて(三角みづ紀)
写真と生活(田代一倫)
てんかんと、ありきたりな日常(和島香太郎))
本が読めない(ごめん、ベケット(坂口恭平)
本が読めない。(鈴木大介))
本と病と暮らしと(リワークと私―ブックトークがあった日々(與那覇潤)
体の中で内戦が起こった。―原田病と足るを知る暮らし(森まゆみ))
本と、傍らに(常にそこにあるもの(丸山正樹)
それは、ただ生きて在ること(川口有美子))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

106
人は病や障害と出会い、失われてはじめて知ることがある。体験した人にしか経験できない本の世界。12人の著者はみんな病と障害とで、本を知り、本が導き、本が読めなくなり、本と暮らしと、本を傍らに生きた。巻末に本書で取り上げられた本のリストが載る。どの本も生きることを再認識させてくれる。病や障害は、誰にいつ起こってもおかしくはない。そんな時に傍らに本はあった。おススメ本。2021/05/11

実は寺は…

87
この里山社は、いつもいい本を出している出版社のひとつである。今はこういういい出版社が他にもあったりして、そのおかげで良い本が増えている。本書もありそうで無かった企画の1冊。良いメンバーが集まっているとも思う。医療や福祉の本にも思えるが、立派な文芸書でもある。どれを読んでもそれぞれに辛い。しかし微笑ましかったのが頭木弘樹の文章。入院した大部屋でドストエフスキーを読んでいたら流行って、6人の患者全員がドストエフスキーを読んでいてナースがびっくりしていた話。吉田松陰が獄中で合牢者と学校を開いた話を連想した。2020/11/07

けんとまん1007

84
改めて、人にとって本とは何だろうと考える。本という言葉の響きは、書物という言葉の響きと異なるものがある。どこか、人に寄り添ってくれているように感じるのは、自分だけだろうか。自分の考えかたとして、人は病である時間もあるし、何がしかの障害と言われるものを持っているというのがある。その時に、本があり、その世界に触れること、その時間の意味は、同じということはない。自分も、どれだけ本があることで救われただろうかと思う。2023/05/13

ネギっ子gen

74
この出版社面白し。巻頭に掲げられた文章。【病や障害の名でひとくくりにできない、固有の症状や想い。誰かと分かち合うこともできず。そんなとき、傍らには、どんな本があったのか】。病や障害の渦中にいる人は、心身の辛さのみならず、その想いを、誰とも分かち合えない哀しみに、孤独に陥りがちになる。そんな時、外の世界と自分の内とをつなぐ「窓」となるような本は、あったのか――。12人の当事者、介護者による、本と病と障害と、生きることにまつわる書き下ろしエッセイ集。巻末に「本書に登場する本」の一覧あり。以下、それを紹介――⇒2021/01/23

61
現在病も障害も傍らには無いが、弱っている今に寄り添ってくれるエッセイ集だった。読めない書けない、うまくいかない時の薬みたいな本でもある。まだ知らない本の魅力が、可能性がここにあった。ささくれ立った心にじんわりと温もりが浸透していく。つらさや苦しさをただ見つめ、そこから学び、それでも生きる、だからこそ生きる人々の気概が私の肩を叩く。本は読まなくなる、読めなくなる日が来ても、それまでと違う形でまた寄り添ってくれるのだ。これは手元に置きたい。おすすめしてくれた読友さんに感謝。そして私もこの本をおすすめしたい。2021/11/12

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