出版社内容情報
2001年9月11日、21世紀の世界を変容する大事件が起こった。ニューヨークのワールド・トレードセンター・ビルなどにハイジャックされた旅客機が突っ込んだ米国当時多発テロだ。
この事件の真相を究明する国家委員会がアメリカ合衆国で結成され、2004年に最終報告書が米議会に提出された。この500ページにおよぶ報告書を日本人犠牲者の家族でもある住山一貞さんが心血注いで翻訳したのがこの本だ。
9/11テロとも称される事件から20年。「テロの温床」と名指しされたアフガニスタンから米軍など外国軍が一斉に撤退し、ふたたびアフガンは混乱にある。
いまこそ、事件の真相を知るための一冊。
内容説明
いやおうもなく21世紀の世界を方向づけた9/11テロ。その真実を徹底的に検証した米国国家委員会の報告書を完訳!
目次
我々は数機を確保している
新しいテロリズムの創設
テロリズム対策の進歩
アルカイダの初期の攻撃に対する反応
アルカイダ アメリカ本土を狙う
相次ぐ脅威
攻撃の兆し
システムは赤く点滅していた
ヒロイズムと恐怖
戦争の時
予見と後知恵
何をするか?世界的戦略
どのようにするのか?政府再編の異なる道
著者等紹介
住山一貞[スミヤマカズサダ]
1937年生まれ。2001年の9/11同時多発テロで息子の杉山(住山)陽一さんを亡くした被害者家族。2004年にニューヨークで手にいれた『9/11レポート』の全訳に努めると同時に、テロの歴史、背景を調べあげた。また、9/11事件の風化を防ぐための展示会などを開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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