ゲンロン 〈4(2016 November〉 特集:現代日本の批評 3

個数:

ゲンロン 〈4(2016 November〉 特集:現代日本の批評 3

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 349,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784907188191
  • Cコード C0010

出版社内容情報

昭和から平成の言論史を徹底総括、批評を未来に開く

「現代日本の批評」ついに完結!



【特集:現代日本の批評?】

創刊号に始まる「現代日本の批評」の完結編。

共同討議では東浩紀・市川真人・大澤聡・佐々木敦・さやわかが、2001-2016年の批評史を一挙に総括。批評とネットの現代史を網羅した折込年表は過去最大のボリューム!

浅田彰への4万字インタビューでは、その個人史と戦後日本社会の歩みが重ね合わされる。杉田俊介、五野井郁夫、ジョ・ヨンイルの論考も必読。21世紀の批評はこれを読まずして語れない!



【特別掲載/充実の連載陣】

巻頭は山口二郎・津田大介・東浩紀の「リベラルは再起動するか」。参院選・都知事選の結果を踏まえ、リベラル復活の条件を問う。

黒瀬陽平、速水健朗、井出明らの評論に加え、タイ文学界のカリスマプラープダー・ユンの随筆が連載開始。海猫沢めろんの小説、国際色豊かなコラムなど連載陣も充実!

■特別掲載

[鼎談]リベラルは再起動するのか 山口二郎+津田大介+東浩紀



批評という病 東浩紀



■特集 現代日本の批評?

[インタビュー]マルクスから(ゴルバチョフを経て)カントへ 浅田彰 聞き手│東浩紀

[基調報告]ニッポンの文化左翼 佐々木敦

[共同討議]平成批評の諸問題 2001-2016 市川真人+大澤聡+佐々木敦+さやわか+東浩紀

[補遺]はてなダイアリーの時代 大澤聡+さやわか+東浩紀

[論考]ロスジェネの水子たち 杉田俊介

[論考]ストリートの思想の二〇年 五野井郁夫

[論考]柄谷行人と韓国文学再考 ジョ・ヨンイル



■新連載

[随筆]新しい目の旅立ち プラープダー・ユン



■論考

他の平面論[第3回] 黒瀬陽平

独立国家論[第3回] 速水健朗

ダークツーリズム入門[第11回] 井出明

グローバルアートとしての現代美術(後) ハンス・ベルティング



■コラム

安天/市川真人/辻田真佐憲/福冨渉



■創作

ディスクロニアの鳩時計[午後の部IV] 海猫沢めろん



■English

Translations and Abstracts

東 浩紀[アズマ ヒロキ]

山口 二郎[ヤマグチ ジロウ]

津田 大介[ツダ ダイスケ]

浅田 彰[アサダ アキラ]

佐々木 敦[ササキ アツシ]

市川 真人[イチカワ マコト]

大澤 聡[オオサワ サトシ]

さやわか[サヤワカ]

杉田 俊介[スギタ シュンスケ]

五野井 郁夫[ゴノイ イクオ]

ジョ・ヨンイル[ジョ ヨンイル]

プラープダー・ユン[プラープダー ユン]

福冨 渉[フクトミ ショウ]

黒瀬 陽平[クロセ ヨウヘイ]

速水 健朗[ハヤミズ ケンロウ]

井出 明[イデ アキラ]

ハンス・ベルティング[ハンス ベルティング]

安 天[アン チョン]

辻田 真佐憲[ツジタ マサノリ]

海猫沢 めろん[ウミネコザワ メロン]

梅沢 和木[ウメザワ カズキ]

東山 翔[ヒガシヤマ ショウ]

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たばかる

18
現代日本の批判Ⅲを読む。かいつまんで要約すると0年代前半批評ではストリート批評からネット批評が優位になる。ただしホリエモンでネット側の自由さが鎮圧したのも相まって個別化・実存主義化・(70年代への)ロマン主義化する。2011年周辺から当事者中心・現場参与型が増進するもこれも個別化の成長。故に若手の保守化、そして左派の不在といった状況だそう。  僕みたいな者(20代)からすると、批評に価値を全然見出せないですね。SNS離れに由来するネットコミット薄弱層ゆえ、いまいち現状理解に乗れてない。2021/12/14

またの名

12
安部さんには悪いけどシュミットの友敵理論のように「安部は敵なんだ!」とやってみた、という載せていいのか不安な告白をするリベラル論者(鼎談現場では歓迎ムード)。現実の成果を出せないたびに「~だったら実は勝っていたのだ」式の否認に走る左派の精神論を叩きつつリベラル再起動などとも唄う書は、東浩紀史観だけでなく袂を分かった批評空間派やSEALDsに至るストリート思想の系譜、その他様々な同時代の流れを大総括。単なるごった煮の雑誌という性格を越えて情報量とその整理分類の比類なさのために、必読書指定されてもいい内容。2017/10/29

ヤギ郎

7
特集記事は2015年安保闘争を中心に「ストリートの思想」をまとめている。東関東大震災と2015年安保闘争を経験した日本が,それらを体験したうえで今後どのように進んでいくかを考えるためにも,それらを分析する必要があろう。その意味で,本書はそれらをうまくまとめている。連載記事の一つ,速水健朗「独立国家論」は興味深い。連載小説は,途中から読んでいるので,当然だがよくわからないね。2018/02/27

ころこ

6
アカデミズムが先行研究を参照する様に、批評は過去の批評を担うことがその議論の根拠でしょう。その点で、「現代日本の批評Ⅲ」は、批評の歴史が一旦終焉した後に、現在の批評が成立し得る基礎を修復している座談会になっています。座談会の2005年以降の議論で、よく『線が引ける』という表現が出てきます。これは、その時点で批評の系譜は途切れつつあり、それらを繋ぎ直して批評のインターフェイスとしての補助線を、新たな読者と書き手に対して提示しようとして出てくる問題意識です。今回の座談会は、まさに『ゲンロン前史』といえ、新たな2017/09/02

なっぢ@断捨離実行中

6
戦後啓蒙の生き字引きともいえる浅田彰のインタビューとゼロ年代批評を通覧する座談会が目を引く。本書に通底する東らの危機感も正直「ある世代のそのまたある島宇宙でしか通用しない内輪論議では?」と思わないでもないが、批評自体が読まれなくなっている今、この疑問は何の意味をなさないだろう。消えるか生き残るかの瀬戸際で彼らは批評の再生を試みているわけで、夏目漱石がロンドンで神経症を患って以来続く、日本と西洋との間に引き裂かれた我々の自己意識=歴史を取り戻すために我々は再び病者にならなくてはならない、と東は説いている。2016/12/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11241264
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。