カステラ

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906681396
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

政治は文学によって救われるのである。
こんなにおもしろい韓国文学があったのか。
そう、あったんです。

人気作家パク・ミンギュ、待望の日本デビュー!
「第1回 日本翻訳大賞」最終選考候補作!
ロングセラー短編小説集。絶賛発売中!


現代韓国文学の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集『カステラ』。
日本語版には特別に2010年の李箱文学賞(日本の芥川賞と並び称される)受賞作「朝の門」を収録。
「第1回 日本翻訳大賞」最終候補作!

目次を見る案内チラシ現代韓国文学の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集『カステラ』日本語版刊行。
この物語は、1985年、UEFAチャンピオンズカップのリヴァプールvsユベントス戦のベルギー・ブリュッセルのヘイゼルスタジアムの悲劇から始まります。さて、その結末はというと。
こんな韓国文学は初めてだという多くの声をいただいております。

「2014年度のダントツのベストです。」
辻内千織さん(都内大手書店・文芸書担当リーダー)

【目次】(以下の11編収録)
カステラ
ありがとう、さすがタヌキだね
そうですか? キリンです
どうしよう、マンボウじゃん
あーんしてみて、ペリカンさん
ヤクルトおばさん
コリアン・スタンダーズ
ダイオウイカの逆襲
ヘッドロック
甲乙考試院 滞在記
「朝の門」

どうですか。面白そうでしょう。
そのうえ、面白さの中に人間に対する優しさが溢れています。
それに韓国の現代が凝縮されています。それは日本社会の今に通ずる問題であるはずです。
「民主化運動」「格差社会」「就職難」「若者の貧困」etc.
また、日本語版には2010年「李箱(イ・サン)文学賞」=(日本の芥川賞と対照される)受賞作「朝の門」が収録されています。

みなさん隣国の文学の面白さを、どうか発見してください。
なにしろ「食わず嫌いはダメです」。
文学を通して隣の国のことを知ろうじゃないですか。
永遠に隣国なんですから。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トラキチ

44
日本翻訳大賞受賞作品。 予想通りという言葉が当てはまるかどうかは疑問ではあるけれど、読書好きの間で話題に上がった日本翻訳大賞の第一回の受賞作品は英語ではない言語で書かれた作品が選ばれた。 これは賛否両論あるだろうが、ある一定の成果を得ることが出来たという見方が出来るのではないだろうかと思える。 韓流ブームという言葉も落ち着いた感は否めないけれど、それはドラマや映画の世界でのブームであって小説まで広がることはなかったけれど、今回本作を手に取る機会を得てとっても斬新な読書体験を経験することが出来た。 2015/08/04

りつこ

42
わー好き好き!日本翻訳大賞授賞で読んだんだけど、確かにこれは翻訳がとてもいいわー。絶望的な状況をトンでもない奇想でを交えてふわりと描いてるところがとても好み。軽いなかに時々ドキッとするような胸をうつ文章が入っているのがまたいい。「人間は結局独りだあるという事実と、人間が一人で生きてあけるわけはないという事実を同時に、身にしみて実感した。」「人間は往々にして、世の中に一人で生きていないからこそ、独りぼっちなのだ。」2015/06/25

りー

39
ホラ話が好きな親しい友人の独り語りをのんびりと聞いている様な気持ちにさせてくれるトンデモ短編小説集。独白に近い口語体で綴られる物語は、予想もできない、だけどどこか気が抜ける様な展開と村上春樹風の比喩表現と言葉遊びとがリズミカルに絡み合い、シニカルでありながら暖かい独特の雰囲気を醸し出している。社会に対する風刺だとか皮肉も利いているし楽しい話ばかりでもないのだけれど、それでもなんとなくその語りに引っ張られて、ふっと心が弛んでゆく様な、ちょうど夏の夕暮れをゆっくりと眺めている様な気分になれる癒しの一冊だった。2015/07/05

ユーカ

32
第一回日本翻訳大賞受賞作。新進気鋭の韓国作家の短編集。ぶっ飛んでて、キュート。実はかなーり悲惨で、だからちょっとしたことに純粋な幸せを噛み締めたりする。その「純粋な幸せ」の表現力が半端ない。胃の腑にストンと落ちてくる。秀逸すぎて字ズラがキラキラして見えてきちゃうくらい。アメリカは冷蔵庫に入り、上司はタヌキに、農村にUFOが襲撃に来て、スワンボートは空に飛び立つ。読了したら目が冴えて眠れなくなったのは、ズシンと残った重たいものと、カラッと明るいやるせなさに、心をねじり切られんばかりに捻られたからだろうか。2015/04/20

zirou1984

23
最初の方はそのパンキッシュな想像力の跳躍に笑いながら読み進めていたが、徐々に既存のシステムに踏み付けられた者、レールから零れ落ちた悲しみの色が強くなっていき、ラスト2作では完全にやられてしまった。ここにあるのは現代の抱えるやりきれない無力感と、それに飲み込まれないための弱々しいユーモアだ。それは調子外れな優しさであり、ちょっと間の悪くなってしまう気遣いのようでもある。初対面で「なんだよお前」と思っていたけど打ち解けたら実はいい奴じゃんって思ってしまった時のような、多分そんな感じ。2019/11/11

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