内容説明
1870年代から1960年代半ばまでの日本の対シンガポール進出を、膨大な未刊行史料や聞き取りなどにより考察。性風俗産業、貿易・商業、漁業、製造業などの側面から、通説を実証的に再検討。
目次
序章 国際中継貿易港シンガポールの台頭と日本の経済進出
第1章 からゆきさんと日本の対シンガポール経済進出
第2章 日本‐英領マラヤ間貿易の拡張―シンガポールを中心として
第3章 シンガポールにおける日本人漁業
第4章 「昭南」と日本の経済進出
第5章 戦後「空白期」における日本の経済回帰
第6章 「血債」問題と日本の経済進出
終章 日本‐シンガポール経済関係の視角と課題