ボランティアが社会を変える―支え合いの実践知

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  • サイズ A5判/ページ数 202p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784906438785
  • NDC分類 369
  • Cコード C0036

内容説明

阪神大震災から11年―その後も中越震災、台湾、トルコ、イラン、アフガニスタン、スマトラ沖での震災など、様々な支援活動に従事し続けた著者たちによる、現在日本社会におけるボランティア活動の根源に迫る書。

目次

第1章 阪神大震災を通して自己の可能性を見つける―人と人とが向き合うなかでの私(大震災のインパクト、一人の個人として;あの瞬間、1995年1月17日 ほか)
第2章 障害者自立支援の実践論に向かって(救援から活動へ;支援の論理 ほか)
第3章 たった一人を大切に―かけがえのないボランティアたち(NGOの世界にはまりこむ;「ボランティア元年」の主役 ほか)
解説 「一人の人として」をめざす支援の実践知(神戸の被災者支援の総括の原点;草地賢一さん、黒田裕子さん、大賀重太郎さん、村井雅清さんとの出会い ほか)

著者等紹介

柳田邦男[ヤナギダクニオ]
ノンフィクション作家、評論家。1936年栃木県生まれ。1960年東京大学経済学部卒業。NHK記者を14年務めた後、作家活動に入る。現代人の命の危機をテーマに、戦争、災害、事故、公害、事件、病気と医療に関するドキュメンタリーな作品や評論を書き続けている。近年は、終末期医療、脳死問題、医療事故などについて積極的に発言するとともに、言葉や絵本や心の問題についても熱い語りかけをしている

黒田裕子[クロダヒロコ]
宝塚市立病院看護部勤務。同副総看護師長。宝塚市老人保健施設設立準備室勤務の後、平成7年阪神・淡路大震災後、震災ボランティア活動のため宝塚市立病院を退職。以降、新潟中越地震、スマトラ島沖地震等の国内外の災害時支援活動に尽力。阪神高齢者・障害者支援ネットワーク理事長。「しみん募金・KOBE」理事長。日本ホスピス・在宅ケア研究会副理事長。平成10年神戸新聞社会賞、平成17年朝日社会福祉賞、兵庫県功労賞受賞

大賀重太郎[オオガジュウタロウ]
1951年兵庫県生まれ。1972年から障害者問題に出会い、青い芝の会運動等と共同。1976年から全国障害者解放運動連絡会議(全障害)事務局。1981年障害者問題を考える兵庫県連絡会議に参加。1995年に被災地障害者センターを発足、1999年にNPO法人となり事務局長を経て専務理事。2005年拓人こうべに名称変更。NPO法人姫路自立生活支援センター副理事長。社会福祉法人えんぴつの家評議員他

村井雅清[ムライマサキヨ]
阪神・淡路大震災後、「ちびくろ救援ぐるうぷ」(現「ぐるうぷ“えん”」)代表として救援活動に取り組む一方、「阪神・淡路大震災『仮設』支援NGO連絡会」(現:被災地NGO協働センター)の代表となり現在に至る。また、国内外の災害に対する支援活動に取り組み、海外では過去34回にわたってコーディネーター役を務める。「CODE海外災害援助市民センター」理事・事務局長、「震災がつなぐ全国ネットワーク」代表、「しみん募金・KOBE」副理事長など

似田貝香門[ニタガイカモン]
1943年東京生。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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