内容説明
紀元前創建から清代までの代表的な古橋165カ所。世界一美しいといわれる盧構橋、中国現存最古とされる趙州橋などの代表的な銘橋、そして庶民の暮らしと往来を支えてきた風雨橋や吊り橋など―それぞれの自然と風土に根差し見事な多様性を示す中国の古橋を紹介。特徴的な構造や周辺景観のみならず、様々な物語を秘めつつ水面に長い歳月を映して佇む橋の全体像を捉えた、“橋”の写真家・榊晃弘渾身の作。
目次
淅江省
上海市
江蘇省
山東省
河北省
北京市
天津市
遼寧省
山西省
河南省〔ほか〕
著者等紹介
榊晃弘[サカキテルヒロ]
1935年、福岡市に生まれる。1954年、福岡県立修猷館高等学校卒業。1958年、西南学院大学商学部卒業。昭和48年度日本写真協会新人賞受賞(写真集/写真展「装飾古墳」)。昭和59年度日本写真協会年度賞受賞(写真集/写真展「眼鏡橋」)。昭和59年度土木学会著作賞受賞(写真集『眼鏡橋』)。平成3年度第16回伊奈信雄賞受賞(写真展「歴史の町並み」)。平成5年度第18回福岡市文化賞受賞。平成15年度福岡県教育文化表彰。平成25年度地域文化功労者文部科学大臣表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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四不人
2
奇抜なものはない写真集だけど、題材が知らない事ばかりで面白い。日本でも探せばそうなんだろうけど、バリエーションが豊かなとこがいい。多様性はいつでも楽しい。2020/07/10
お抹茶
1
眼鏡橋といったアーチ石橋を中心に中国各地の古橋を訪ねた写真集。欄干のない橋,あっても低い橋,ぐぐっと中央が盛り上がるまさにアーチ橋,かと思えば中国っぽい屋根がつく廊橋。橋の意匠や川縁の家の造りを見るだけで異国情緒が伝わってくる。浙江省や貴州省のページに載っている橋が特に味わい深かった。2023/07/22