感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのくま
5
本書は2010年の文化批評（漫画、アニメ、小説、映画など幅広い分野を網羅している）であるが、今読んでみても面白い。以前読んだり観たりした作品の批評を読んで楽しめるし、座談形式なので宇野常寛氏以外の意見も読めるため、偏りがある程度是正されている。（勿論、全員一致でつまらないと言われる作品もある。） といいつつ、個人的に本書は、宇野常寛氏にサインを頂いたサイン本として持っているので非常に思い出深い一冊なのであった。2015/07/05
鷹図
5
宇野常寛が「月刊サイゾー」で連載しているファミ通式クロスレビューと、語り下しの座談会を収録した総集編的一冊。毀誉褒貶ある人（たち）だが、文学や映画だけでなく、ゲームや漫画やドラマといった、メジャー媒体ではガチの批評が行われにくい分野の作品もフォローする姿勢は評価すべき点に思う。クロスレビューという暴力的な言い切りは時に醜悪さも感じさせるが（読メだって似たようなもの？）、指針にはなる。しかし宇野さんとはほぼ同世代だけど、彼らのシーンというかアーキテクスチャに、積極的な同世代意識が持てないのはなぜだろうか。2011/07/23
tkm66
0
資料・・9年前だって？2011/01/05
