内容説明
民俗の現場に立って日本人の再生観念の基層を見る谷川民俗学の壮大な射程を示す論考。
目次
第1章 蛇巫の誕生とゆくえ(蛇巫の誕生;龍の文様の渡来;信州の蛇信仰と九州山地;琉球・朝鮮の三輪山伝説;蛇を祀る;蛇と百足;蛇と雷;毒蛇の神罰;真臘国の蛇王)
第2章 蛇と海人の神(倭の水人の信仰;死と再生の舞台;蝮の由来;海蛇―海を照らす神しき光;龍蛇神をめぐる神事;かんなび山の龍蛇信仰;龍蛇の末裔;潜水の方言スム;潜り海人と海蛇;古代海人と蛇の入墨;蛇の神と地名;ウズ―海蛇類の総称;蛇と虹;蛇と不死;口笛と龍神)
著者等紹介
谷川健一[タニガワケンイチ]
1921年、熊本県に生まれる。東京大学文学部卒業。現在、日本地名研究所所長。文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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