内容説明
今、あらためて愛について考えてみよう。マザー・テレサの「祈り」「信仰」「愛」「奉仕」「平和」への想いが詰まった一冊。マザー・テレサの言葉は、私たちの心の灯火であり、私たちを癒し、進むべき道を教えてくれる。
目次
第1章 沈黙の実りは祈り(家庭を愛で満たしなさい;神は沈黙の友;毎日祈りなさい)
第2章 祈りの実りは信仰(あらゆる命は神にとってかけがえのないもの;信仰は神の賜物;わたしは天国へ向かっている)
第3章 信仰の実りは愛(あらゆる愛の行いは祈りである)
第4章 愛の実りは奉仕
第5章 奉仕の実りは平和
著者等紹介
マザー・テレサ[マザーテレサ][Mother Teresa]
1910年8月26日アルバニア人を両親として、当時のユーゴスラビアのスコピエに誕生。3人兄弟(兄、姉)の末娘として生まれる。本名・アグネス・ゴンジャ・ボアジュ。1928年10月12日ロレット修道会に入会。1928年12月インドへ向けて出発。1929年1月6日カルカッタに到着。1931年5月24日初誓願宣立。修道名は「幼きイエスのシスター・マリア・テレサ」。1937年5月24日終生宣願宣立。ロレット修道会の慣習から「マザー・テレサ」と呼ばれる
清水紀子[シミズノリコ]
上智大学大学院博士課程修了。現在、上智大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イプシロン
38
私をこの本に惹きつけたのは、マザー・テレサに対する印象とその相違だった。巻頭カラーページにあるダイアナ妃と手を繋ぐ写真を見た瞬間、本書は私の元にくることに決まったのだ。「マザー・テレサってこんなに小さな人だったの!」という心を激震させたあの感覚を忘れたくない(彼女の身長は152cmだそうだ)。本にある言葉について今あれこれ言う気にならない。――「言葉で説き聞かせるのではなく、わたし自身の生き方で示すことで、あなたのことを伝えさせてください」とあるからだ。しかしここで出来ることは言葉を紡ぐこと。悩ましい。2019/09/10
かおりんご
30
マザー・テレサが残した言葉を集めたもの。キリスト教だけではなく、『自分が信仰している宗教の神に対して忠実であれ』という考え方がいいなと思う。だからこそ、ヒンズー教徒の国で愛されたのかもね。自己を振り返るため、一日に一回は静かな時間をもち、心のなかで対話をするのもいいなと思う。対話の相手が神ではなく、自分であったとしても!この本を読むと落ち着いた気持ちになります。2016/10/22
けんとまん1007
11
あとがきにあるように、先に出版された本のダイジェスト版。それでも、心に沁みる言葉も多いし、いろいろ考えてしまう言葉も多い。その中でも、”欲望”と”恐れ”からの一連の言葉が身につまされる。人は、いろいろな欲望があり、また、いろいろな恐れから自己中心的な行動を取ることが、とても多い。ここに根源的なことがるように思う。そして、静かな時間を持つことの大切さが、繰り返し謳われている。今のような時代こそ、一層求めらるのだ。2014/08/26
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