内容説明
字幕翻訳者の素顔が分かる!彼らはどのように字幕翻訳者になったのか。18人の字幕翻訳者の書き下ろし原稿と、字幕作りを語った貴重な対談など、これまでになかった1冊。
目次
第1章 字幕翻訳者が選ぶ外国映画私の10本と映画人生(石田泰子;太田直子;金丸(森)美南子 ほか)
第2章 全選出作品解説
第3章 字幕をめぐるあれこれ(対談1 映画評論家・渡辺祥子×字幕翻訳者・菊地浩司―映画評論家は字幕をどう見ているか;対談2 元・日本ヘラルド映画株式会社製作部・川島清邦×字幕翻訳者・戸田奈津子―字幕が手書きだったころ;再録 清水俊二執筆『日本映画ペンクラブ会報』)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
63
外国映画好きのだれもが感謝し、短い時間に鋭い映画的言霊を紡ぎ出す字幕翻訳者の映画本。第一章の彼ら(17人)がチョイスする私の好きな外国映画10本と私の映画人生と題した主要翻訳作品及び翻訳者になるまでの話が良い。特に10本の選び方が面白い。例えば【私の本音を代弁してくれている気がする映画】【毒のあるブラックな映画が好きなので…】【その背後に見え隠れしているのは、不条理なものに対する怒りや悲しみなのでは】【どの映画も大げさでなく世界が変ってしまうような強烈なワンシーンがあって、そこにめまいを起こしたから】等。2019/01/10
たらお
17
2011年刊。字幕翻訳者によるオールタイムベスト。字幕翻訳者さんが推し映画の理由をさほど説明している訳でないのが残念。まあ、字幕翻訳イコール映画好きというのではない人もいるので、仕方ないのかと思う。17人による推し映画で、私自身同感!と思える映画。【裏窓】【ワイルドバンチ】【ベニスに死す】【ゴッドファーザー】【スティング】【ファントム・オブ・パラダイス】【八月のクリスマス】(順不同)2021/01/23
daken
0
薄い本だし中身も薄い。だがそれでいい。映画を語るより映画をみろよという。映画みよう。2013/04/10
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