破壊しに、と彼女たちは言う―柔らかに境界を横断する女性アーティストたち

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904049518
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C3070

目次

川久保玲とコムデギャルソン―生の危うさ…キュレーションのためのノート
日本の女性アーティストたち、そのパフォーマンス性と作品―ニューヨーク近代美術館のコレクションから
草間彌生―オブセッションを飲み込んだ人類最初の芸術家
田中敦子―ネットワークの絵画…かくも予言的な
父なるモダニズムを超えて―1980年代の女性アーティストたち1…優雅なラディカリズム
父なるモダニズムを超えて―1980年代の女性アーティストたち2…既視感の中の殺意
シリン・ネシャットへのインタビュー
蝶のはばたき―サラ・ジーがプログラムを始動するとき
リ・セット―ピピロッティ・リストとマシュー・バーニー
レベッカ・ホルン―黒い森に住むタオイスト
マルレーネ・デュマス―開かれた絵画…冷静と情熱の間
妹島和世+西沢立衛/SANAA―21世紀への意識をもつ建築

著者等紹介

長谷川祐子[ハセガワユウコ]
キュレーター/美術批評。京都大学法学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。水戸芸術館学芸員(1993~99年)、ホイットニー美術館客員キュレーター(1993年)、世田谷美術館学芸員(1993~99年)、金沢21世紀美術館学芸課長及び芸術監督(1999~2006年)、東京都現代美術館チーフキュレーター(2006~16年)を経て、2016年より同館参事。多摩美術大学芸術学科教授(2006~2016年)を経て、2016年より東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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石橋 こわし

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ピピロッティ・リストの動画を見たくなった2018/02/19

0
現代の女性アーティストたちについてのテキストのアンソロジー。既存の価値観や表現のカテゴリーに疑問をもち、自分の等身大のリアリティをもって「破壊」しにいった芸術家の世界観を解説する。現代アートだけでなく、建築家やふぁしょんデザイナーも含んでおり、歴史によって作り出された「女性像」への反発心がどこからも感じ取れる。草間彌生やオノヨーコは特異な表現方法によって現代美術の限界を打ち破り新たな道を開いたが、それらは前時代の否定ではなく、新時代の幕開けとしての喜びに満ち溢れている。女性の解放運動がそうであったように。2017/08/01

n_kurita

0
メモ:キュレーターとしての立場で女性アーティストについてまとめた一冊。川久保玲の章は横文字が多くて解読に難儀する。また、文中に他者からの引用が多いのが気になる。フルクサスを初めて知った。そして草間彌生はオブセッションを飲み込んだ芸術家?ピピロッティ・リストのインスタレーション?p.164アーティストはみな14歳の少年少女のままでいたがる。観客もそうだ。/ラディカルという表現が多用される。p.195デュマスとベーコン等2019/03/19

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