どうするプルトニウム

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784903724034
  • NDC分類 539.45
  • Cコード C0036

内容説明

臨界事故すら隠そうとする電力会社、原発推進官庁の下で安全を監督するという原子力安全・保安院。こんな人々に、安全も確認されていない「プルサーマル」を委ねていていいのか?北朝鮮の核問題を含め、「プルトニウム世界の闇」を照らしだす。

目次

第1章 プルトニウムとは何か(プルトニウムとは何か;プルトニウムの毒性 ほか)
第2章 プルサーマルをどう考えるか(日本の核燃料政策とプルサーマル;MOX燃料の「リサイクル性」 ほか)
第3章 核燃料再処理と高速増殖炉(プルトニウムを取り出す再処理工場;六ヶ所再処理工場の問題点 ほか)
第4章 プルトニウムは人類に何をもたらすか(軍事利用放射性廃棄物と環境汚染;高レベル放射性廃棄物の処分とプルサーマル ほか)
第5章 北朝鮮の「核」保有―実験はプルトニウム爆縮反応成功せず。しかし外交カードとしては大成功(南北分断と「北」の軽水炉計画;秘密の核開発と「瀬戸際外交」 ほか)

著者等紹介

舘野淳[タテノジュン]
元日本原子力研究所、元中央大学教授、核・エネルギー問題情報センター事務局長・常任理事/エネルギー・原子力(核燃料化学)

野口邦和[ノグチクニカズ]
日本大学専任講師/放射化学・放射線防護学・環境放射線学

吉田康彦[ヨシダヤスヒコ]
NHK記者をへて国連職員となり、1986‐89年IAEA(国際原子力機関)広報部長。1993‐2001年埼玉大学教授。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員教授。核・エネルギー問題情報センター常任理事。北朝鮮訪問8回/平和学、現代アジア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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