著者等紹介
笠間啓治[カサマケイジ]
1929年、金沢市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科(露文学専攻)博士課程修了。文学博士、早稲田大学名誉教授、元日本プーシキン学会代表。瑞宝中綬章拝受(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かもめ通信
21
著者はプーシキン研究の第一人者で、早稲田大学の名誉教授。 この本は自身が講義の合間に披露していたネタを集めた小話集だというだけあって、ロシア人が好きそうなアネクドート(анекдо́т、anekdot)的な滑稽な小話が満載だ。「決闘で亡くなったとされるアレクサンドル・プーシキンは、実は密かに国外に逃れ、アレクサンドル・デュマと名を変えてフランスの作家になった。」なんて話を大学の講義で聴いたら、本気にする学生は……まさかね?!2017/03/17
ののまる
4
プーシキンネタ多しw いまいちそれは誰〜というロシア文学にまだ疎いので、そうなんか〜という感じで。2023/02/02
ミムロ犬
2
ノッている。著者の語り口は息巻くところが全くなく、小気味良く繰り出される与太話…。老年の文章の妙、そういえば武藤洋二も抜群に読ませる文章だった。 その放蕩っぷりからして、プーシキンはまさに汚いオネーギンだった。2017/11/09
渡邊利道
2
大学の講義の「脱線」のように書かれた小ネタを集めた本。プーシキン、ゴーゴリ、トルストイ、ブルガーコフの話がやはり多い。バーベリの話がないのが意外。エロネタ多し。こういうのは何か真面目な本の余談であると不思議に心に残るのだが、こういうのだけ読んでも忘れてしまうような気がする。2017/03/27
Shun'ichiro AKIKUSA
1
勉強になった。2017/05/04